Location:

更新履歴

2015年12月の更新履歴 バックナンバー一覧

12月28日

2015年 天文宇宙ゆく年くる年

春の皆既月食、夜明けの惑星集合、好条件の流星群と気軽に楽しめる見どころの多かった2015年。皆さんの心に残ったのはどの星空だろうか。今年の天文宇宙の話題を簡単に振り返るとともに、2016年注目の天文イベントも紹介。

星職人「星のソムリエ、パリへ行く」:第5回「シャルル・メシエ(中編)」

天文の分野で熱く活躍する「星職人」によるコラム。廣瀬匠さんによる「星のソムリエ、パリへ行く」編の第5回「シャルル・メシエ(中編)」。メシエが発見した彗星やメシエカタログ前半の成り立ちなどを紹介します。

【レポート】ふたご座流星群に備えた「流星撮影入門」を開催

12月12日(土)東京・池袋コミュニティ・カレッジで、ふたご座流星群に備えた「流星撮影入門」の講習会が開催されました。次回は2016年1月23日(土)に「ステライメージ7 天体画像処理超入門 実習編」を開催します。

板垣さんの9月発見の新天体も超新星と認定、114個に

山形県の板垣公一さんが9月27日に、こじし座の銀河に発見した新天体が超新星と確認された。さらに、12月7日に発見した新天体も確認され、板垣さんの超新星発見数は通算114個となった。

【追悼】小尾信彌先生を送る

天文学者で東京大学名誉教授、放送大学元学長の小尾信彌さんが2014年9月に永眠され、故人の遺志により今年になって公表された。

2016年1月7日 細い月と金星、土星が接近

1月7日の未明から明け方にかけて、南東の空で月齢26の細い月と金星、土星が接近して見えます。

2016年1月4日 月と火星が大接近

1月4日の未明から明け方、南東の空で月齢23の下弦過ぎの月と火星が大接近して見えます。おとめ座のスピカも並んでいます。

2016年1月4日 しぶんぎ座流星群が極大

1月4日、しぶんぎ座流星群の活動が極大となります。予想極大時刻の関係で今年は条件が悪く、あまり期待できません。

投稿画像ギャラリー:クリスマスの満月、カタリナ彗星など42枚

日本では19年ぶりとなったクリスマスの日の満月、カタリナ彗星(C/2013 US1)のジェットなど42枚を掲載しました。

12月25日

2016年1月上旬 金星と土星が大接近

1月上旬、明け方の南東の空で金星と土星が大接近します。最接近は9日で、7日には細い月も近づきます。

2016年1月 カタリナ彗星が6等台

1月にカタリナ彗星(C/2013 US10)が6等台で見えると予想されています。中旬ごろまでは未明から明け方に、下旬からは一晩中見えます。2日ごろのアルクトゥールスとの大接近、15日ごろの北斗七星との接近などに注目してみましょう。

2016年1月の星空ガイド

2016年1月の星空ガイドを公開しました。
全般:カタリナ彗星が6等台/上旬:金星と土星が大接近/1日:初日の出/4日:月と火星が大接近/7日:細い月と金星、土星が接近/27日:月と木星が接近

投稿画像ギャラリー:モンキー星雲、オリオン座大星雲など39枚

カタリナ彗星(C/2013 US10)、オリオン座のモンキー星雲、馬頭星雲、オリオン座大星雲など39枚を掲載しました。

12月24日

2024年までのISS運用延長に日本も継続参加

2024年までの国際宇宙ステーション運用延長へ日本も引き続き参加することが決定した。

天体撮影ソフト「ステラショット1.2」発売、ニコンカメラに対応

赤道儀とデジタルカメラを制御する天体撮影ソフトウェア「ステラショット」がバージョンアップ。キヤノン製デジタル一眼レフカメラに加えてニコン製のデジタル一眼レフカメラに追加対応した「ステラショット1.2」を12月23日に発売いたしました。

こだわり天文書評『ガリレオ裁判』『宇宙の果てに何がある?』など11冊

金井三男さんによるレビュー『古代ギリシャのリアル』『ガリレオ裁判』『古代史で読みとくかぐや姫の謎』『宇宙を動かす力は何か』『宇宙食』と、星ナビ2015年12月号掲載の『星が「死ぬ」とはどういうことか』『完全独習 現代の宇宙物理学』『太陽系外惑星』『銀河考古学』『宇宙の果てに何がある?』『考える人 2015年秋号』のレビューを公開しました。

2015年12月31日 月と木星が大接近

大晦日12月31日の深夜から元日1月1日の未明、月と木星が大接近しているのが見えます。年越しの夜は南東の空高く見える月と木星を眺めてみましょう。

12月22日

アポロのデータと最新データで探る月の内部構造

40年前のアポロ計画で得られたデータと月探査機「グレイル」による測定などから月の内部構造が推定され、「マントルオーバーターン仮説」と呼ばれる月の形成史を支持する結果が得られた。

2015年12月29日 水星が東方最大離角

夕方の南西の空に見えている水星が、12月29日に東方最大離角となります。水星としては比較的高く見つけやすい条件です。双眼鏡を使うと、さらに探しやすくなります。

投稿画像ギャラリー:カタリナ彗星、太陽など38枚

カタリナ彗星(C/2013 US10)、冬至の日の太陽など38枚を掲載しました。

12月21日

ガンマ線で輝く最遠方の超大質量ブラックホール

75億光年彼方の活動銀河核からの高エネルギーガンマ線放射がとらえられた。これまでに観測された高エネルギーガンマ線天体としては最も遠いもので、宇宙初期から現在までの宇宙進化の情報を導くための「灯台」となることが期待される。

板垣さん、超新星を3個発見、今年12個目

山形県の板垣公一さんが12月7日、しし座とかみのけ座の銀河に超新星を発見した。また12日にはペガスス座の銀河にも超新星を発見した。板垣さんの超新星発見は今年12個目、通算では112個となった。

ステラショット体験レポート 第3回「Nikon D810AでHαを撮る」

天体撮影ソフト「ステラショット」を使った体験レポートの第3回目を公開しました。ステラショットは12月23日発売予定の1.2でニコンのカメラに対応予定。今回は天体撮影に特化したニコンD810Aを使ってのテスト撮影をレポートします。

2015年12月下旬 火星とスピカが接近

12月下旬、明け方の南東の空で火星とおとめ座のスピカが接近して見えます。最接近は24日です。美しい色の対比を楽しみましょう。

投稿画像ギャラリー:カタリナ彗星、月面Xなど106枚

カタリナ彗星(C/2013 US10)、18日宵に見られた月面X、木星など106枚を掲載しました。

12月18日

「あかつき」、金星の雲の微細な凹凸をとらえる

7日に金星周回軌道へ投入された「あかつき」が、その4日後に撮影した金星の赤外線画像が公開された。これまで知られていなかった雲の構造がとらえられている。

プラネタリウム番組「あいりんの動く星座絵と秋の星空」をステラナビゲータで見よう

ウェザーニュースキャスター・山岸愛梨さんの解説とともに秋の星座たちが動くプラネタリウム番組「あいりんの動く星座絵と秋の星空」を、天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ10」でご覧いただけるようになりました。

12月17日

X線観測天文衛星ASTRO-H、2月12日に打ち上げ

日本の6番目となるX線観測衛星「ASTRO-H」が2016年2月12日に打ち上げられることがJAXAから発表された。

【特集】初日の出(2016年)

一年の始まりを告げる「初日の出」。夜明け前の豪華な星や惑星の観察と併せて楽しみましょう。

2015年12月23日 こぐま座流星群が極大

12月23日ごろ、こぐま座流星群の活動が極大となります。もともと流星数が少ない群で、月明かりの影響も大きいため、見えても1、2個程度でしょう。

投稿画像ギャラリー:流れ星、彗星、系外惑星イラストなど36枚

ふたご座流星群の流れ星、カタリナ彗星(C/2013 US10)、日本からの名称案が採用された系外惑星Arkasの想像イラストなど36枚を掲載しました。

12月15日

19の系外惑星系の名称決定 日本からも4案採用

国際天文学連合が実施してきた「太陽系外惑星命名キャンペーン」の結果が発表され、19の系外惑星系の主星と惑星の名前が公表された。

投稿画像ギャラリー:ふたご座流星群の流れ星など34枚

ふたご座流星群の流れ星など34枚を掲載しました。

12月14日

キヤノン・ニコンに対応した天体撮影ソフト「ステラショット1.2」12月23日発売

赤道儀とデジタルカメラを制御する天体撮影ソフトウェア「ステラショット」がバージョンアップ。キヤノン製デジタル一眼レフカメラに加えてニコン製のデジタル一眼レフカメラに追加対応した「ステラショット1.2」を12月23日に発売いたします。

いざリュウグウへ 「はやぶさ2」スイングバイで目標軌道に

12月3日に地球スイングバイを行った小惑星探査機「はやぶさ2」の軌道が計測、計算され、目標の軌道上を順調に飛行していることが確認された。

油井さんがISSから帰還

7月から国際宇宙ステーションに滞在していた宇宙飛行士の油井亀美也さんが12月11日、無事に地球に帰還した。

投稿画像ギャラリー:カタリナ彗星、エッジオン銀河など60枚

カタリナ彗星(C/2013 US10)、アンドロメダ座のエッジオン銀河NGC 891、散光星雲、月齢1未満の細い月など60枚を掲載しました。

12月11日

電波の影絵で見る希薄な星間分子ガス

明るい電波源を背景として希薄な分子ガスを検出するという観測方法に用いられる「分子吸収線系」と呼ばれる観測対象が、アルマ望遠鏡のデータベースから新たに見つかった。天の川銀河の星間ガスの化学組成などを明らかにし性質を解明するうえで大きな成果だ。

投稿画像ギャラリー:カタリナ彗星など45枚

カタリナ彗星(C/2013 US10)、カノープス、アケルナルなど45枚を掲載しました。

12月10日

115億光年彼方、原始グレートウォール内部に巨大銀河誕生の現場

アルマ望遠鏡による観測で、115億光年彼方に位置する原始グレートウォールの中心に、爆発的に星形成を行っているモンスター銀河の集団が見つかった。モンスター銀河の形成場所や進化の過程の解明につながると期待される。

星ナビ.com 中野主一さん「新天体発見情報 124」

月刊『星ナビ』2016年1月号に掲載の「新天体発見情報」No.124(ウェブ版)を公開しました。

12月9日

「あかつき」の金星周回軌道への投入成功

JAXAは、12月7日に実施された探査機「あかつき」の金星周回軌道への投入が成功したと発表した。

2015年12月15日 ふたご座流星群が極大

12月14日から15日にかけて、ふたご座流星群の活動が極大となります。ピークは15日3時ごろで、14日の宵から15日明け方が一番の見ごろとなり、月明かりのない絶好条件です。防寒をしっかりして流れ星を数えましょう。特集ページもご覧ください。

投稿画像ギャラリー:カタリナ彗星、金星、木星など46枚

カタリナ彗星(C/2013 US10)、「あかつき」が周回を開始した金星、木星など46枚を掲載しました。

12月8日

天の川銀河中心の超大質量ブラックホール周囲の磁場構造を解明

天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホール「いて座A*」付近の電波観測から、ブラックホールのすぐ近くに存在する複雑な磁場構造が明らかにされ、時間変動もとらえられた。ブラックホール周辺の活動的な現象に磁場が重要な役割を果たしているとする説の観測的な裏付けで、物理過程の解明につながる大きな成果だ。

投稿画像ギャラリー:カタリナ彗星、月と金星など46枚

カタリナ彗星(C/2013 US10)、月と金星の共演など46枚を掲載しました。

12月7日

「あかつき」、金星周回軌道に入るためのエンジン噴射を実施

金星探査機「あかつき」が7日午前、金星探査に向けた周回軌道投入のためのエンジン噴射を実施した。噴射は計画どおりに行われ、5年越しの再挑戦成功に大きく前進した。

「滋賀天文のつどい2015」開催レポート

今年で25回目となる「滋賀天文のつどい」が11月29日に滋賀県多賀町のダイニックアストロパーク天究館で開催された。講演会や発表会などで、県内の天文ファンの交流や情報交換が活発に行われた。

動画で学ぶデジカメ画像処理・第17回「天体写真用「ぼかし系フィルタ」」

『星ナビ』連載記事「星の写真調整」に掲載した画像を使って実際の写真調整の工程を実演・解説した動画です。解説は『星ナビ』と同じく、天体写真家の中西昭雄さんです。
第17回ではステライメージに搭載されているスムース系フィルタの中で天体写真に特化したフィルタである「バックグラウンドスムース」と「ネビュラスムース」を使い、天体写真の背景や淡い星雲の領域だけを滑らかにする方法を紹介します。

投稿画像ギャラリー:「はやぶさ2」の光跡など76枚

12月3日に地球スイングバイを行った「はやぶさ2」の光跡、カタリナ彗星(C/2013 US10)、散光星雲など76枚を掲載しました。

12月4日

太陽とはまったく異なる、小さく冷たい怪物天体

太陽の10分の1以下の質量しかない暗く冷たい赤色矮星に、驚くほど強力な磁場が見つかった。この星からの放射は太陽の1万倍も強く、近くに惑星があったとしたら、星の強烈なフレア活動によって荷電粒子が絶えず降り注ぐ過酷な世界だという。

嶋さん、うしかい座に超新星発見、今年2個目

東京都の嶋邦博さんが11月16日、うしかい座の銀河に超新星を17.0等で発見した。嶋さんの超新星発見は今年2個目、通算では4個目となる。

星ナビ創刊15周年記念セール 12月7日まで!

現在開催中の「月刊『星ナビ』創刊15周年記念 特価セール」は12月7日(月)まで! ソフトウェアの購入や、星ナビ定期購読の申し込み希望の方はお急ぎください。USBメモリカードもプレゼント中です。

カタリナ彗星が明け方の東天に見える

12月の明け方、東の空にカタリナ彗星(C/2013 US10)が見えています。12月上旬に6等前後で観測されており当初予想よりやや暗めですが、双眼鏡での観望や写真撮影を楽しみましょう。8日頃に金星と接近し、8日には細い月も接近します。

12月3日

「はやぶさ2」が地球スイングバイ

小惑星探査機「はやぶさ2」が今夕、地球スイングバイを実施した。

板垣さん、うしかい座に超新星発見、今年9個目

山形県の板垣公一さんが11月28日、うしかい座の銀河に超新星を発見した。板垣さんの超新星発見は今年9個目、通算では109個目となる。

「ふたご座流星群撮影入門」講習会を12日開催

12月12日(土)に東京・池袋で天文講習会を開催します。アストロアーツの上山治貴が、ふたご座流星群に備えて事前の準備や撮影方法、撮影後の画像処理などをわかりやすく解説します。

12月2日

主星から1000億km彼方に追放された系外惑星

みなみじゅうじ座の若い恒星に、1000億kmも離れた系外惑星が見つかった。恒星の近くで誕生した後、何らかの原因で遠くへ弾き飛ばされてしまったようだ。

星ナビ1月号は「天文現象2016」と「デジカメで月を撮る」

星空を楽しむための月刊「星ナビ」2016年1月号は、12月4日(金)発売です。2016年も目前です。一年間に起こる注目の天文現象をピックアップしました。新連載「デジタルカメラで月を撮る」では、最新の撮影技法を駆使してさまざまな月の表情を切り取ります。ふたご座流星群の直前情報も掲載。

「はやぶさ2」のスイングバイ直前、「ステラナビゲータ10」の10.0eアップデータを緊急公開

明日に迫った「はやぶさ2」のスイングバイを前に、11月26日に行われた軌道修正後の「はやぶさ2」の位置を正確にシミュレーションするため、天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ10」のアップデータを緊急公開しました。

2015年12月8日 細い月と金星が大接近

12月8日の未明から明け方にかけて、東の空で細い月と金星が大接近して見えます。上のほうに広がる春の大三角や木星や火星とともに、月と明星の美しい共演を楽しみましょう。

投稿画像ギャラリー:カタリナ彗星、木星など32枚

カタリナ彗星(C/2013 US10)、木星、日周運動など32枚を掲載しました。

12月1日

「Tomo-e Gozen」試験機ファーストライト 世界初の超広視野高速CMOSカメラ目指す

東京大学 木曽観測所で2014年から開発が進められてきた次期超広視野CMOSカメラ「Tomo-e Gozen」の試験機が完成し、105cmシュミット望遠鏡へ搭載して試験観測が始まった。

国際ひかり年イベント「星の光を集めよう〜すばるチャレンジ」15日まで実施

国際ひかり年である2015年も、いよいよ残り1か月。日本天文愛好者連絡会では「星の光を集めよう〜すばるチャレンジ〜」の第5弾を12月15日まで実施中だ。

こだわり天文書評『オーロラ!』『星月夜への招待』など11冊

金井三男さんによるレビュー『ビジュアル宇宙図鑑 太陽と惑星』『藤井旭の星空案内 秋の星座』『地球はもう温暖化していない』『オーロラ!』『宇宙背景放射』と、星ナビ11月号掲載の『星降る絶景』『星月夜への招待』『宇宙生命論』『アルマ望遠鏡が見た宇宙』『僕がオーロラを世界にシェアできたわけ』『宇宙の神秘』のレビューを公開しました。