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更新履歴

2012年5月の更新履歴 バックナンバー一覧

5月31日

太陽光で小惑星が動く「ヤルコフスキー効果」を精密測定

NASAの探査ミッションに備えて行われた小惑星の軌道測定から、太陽の影響で天体の動きがわずかにずれる「ヤルコフスキー効果」を直接測ることに成功した。5月中旬に新潟市で開催された国際会議「小惑星・彗星・流星2012」で発表された。

太陽活動が20年間で低下 南北半球の周期ずれも

金環日食や金星の太陽面通過などで観察の機会が増えてきた太陽。その電波と磁場の20年間にわたる観測から、太陽活動が徐々に低下し、また両半球で周期のずれが起こっていることがわかった。

投稿画像ギャラリー(9枚)

太陽面通過まであと1週間の細い金星、日食など9枚を公開しました。

5月30日

銀河のマトリョーシカ? 渦巻の中心にもう1つの渦巻

1億光年かなたにある「渦巻型の中心部を持つ渦巻銀河」。この珍しいタイプの天体は、銀河の成長の多様な道のりをわたしたちに伝えてくれている。

まだ間に合う 「金星の太陽面通過」の観察・撮影用品を販売中!

21日の金環日食を終え、太陽観察・撮影用品が品薄状態となっています。今回を逃すと2度と見られない、6月6日の「金星の太陽面通過」に間に合う商品をご案内します。

観測史上わずか7回目 「金星の太陽面通過」まであと1週間

今回を逃してしまうと次は105年後の2117年まで起こらない、今世紀最後の「金星の太陽面通過」が6月6日に迫った。貴重な機会を利用して、系外惑星探しへの応用などユニークな試みが行われる。

投稿画像ギャラリー(10枚)

日食や月、天の川など10枚を公開しました。

最難関のジグソーパズル 「グレート宇宙パズル」 新発売(販売終了)

300ピースのホワイト(白無地)パズル。パズル完成までの所要時間の目安は15時間以内。宇宙飛行士に必要な忍耐力をトレーニングするのに最適。サイズは異なりますが宇宙飛行士選抜試験にも使われた最難関ジグソーパズルです。やのまん製 特価850円

星を温度により色分け「小型星座早見盤 スターチャート」 新発売(販売終了)

星のスペクトルデータに基づき、温度の高い星は水色、中くらいの温度の星は白、低い星は黄色と、3段階の色分けで描かれた星座早見盤。直径16cmの大きさで持ち運びに便利です。渡辺教具製作所 製 価格630円

5月29日

大型電波望遠鏡SKA、豪と南アに建設

大型電波望遠鏡SKA計画のアンテナ群が、オーストラリアと南アフリカの2国にまたがって建設されることが決まった。宇宙創成期やダークエネルギーなど様々な謎の解明が期待される。

へびつかい座に新星が出現

オーストラリアのジョン・シーチさんが19日(世界時)、へびつかい座方向に10.5等級の新星を発見した。新星爆発によって膨張するガスの速度が比較的速い部類に入る古典新星と考えられる。

投稿画像ギャラリー(9枚)

日食のピンホール像や月など9枚を公開しました。

5月28日

彗星のように尾をひく系外惑星候補

1500光年先に、恒星の熱で蒸発しつつある惑星と思われる天体が発見された。

ドラゴン補給機、ISSとドッキング成功

アメリカのISS補給機「ドラゴン」試験2号機が25日深夜(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。民間宇宙機としては初となる。

「ステラナビゲータ」の無償アップデータVer.9.1cを公開

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」のVer.9.1cへの無償アップデータを公開しました。金星の太陽面通過の再現で、金星が描画されないことがある問題を修正しています。

2012年6月の星空ガイド

2012年6月の星空ガイドを公開しました。

投稿画像ギャラリー(81枚)

金環日食や水星・金星・月の太陽面通過など81枚を公開しました。

5月25日

星生成の名残りから、銀河の多重合体の歴史が明らかに

普通の銀河100個分もの赤外線を発する「ウルトラ赤外線銀河」。その1つ「アープ220」が4個以上の銀河の合体で形成されたものであることが、すばる望遠鏡を用いた観測で明らかになった。

ベイリーズビーズ観測から太陽の大きさを測定

21日の日食でベイリーズビーズを観測し、そのデータから太陽の大きさを求めるというプロジェクトが行われた。観測の結果求められた太陽半径の暫定値は69万6010km。今後数か月かけてさらに詳細な解析が行われる。

投稿画像ギャラリー(19枚)

5月21日の日食など19枚を公開しました。

5月24日

欧州の木星探査計画「JUICE」 2022年打ち上げ目標

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は、将来の大型プロジェクトの1つとして木星探査計画「JUICE」を発表した。2030年に木星に到達し、木星やその衛星の磁気圏、生命環境を探る。

日食時の空の明るさ変化を調査 なよろ市立天文台と星空公団

北海道名寄市のなよろ市立天文台と星空公団が、星空の見えやすさを調べるための装置を用いて、21日の日食の際に見られた空の明るさの変化を測定し結果を発表した。

【特集】2012年6月6日 金星の太陽面通過

6月6日の朝から昼過ぎにかけて、金星が太陽の前を横切る「金星の太陽面通過」が見られます。この現象は2004年6月8日にも起こりましたが、今回を見逃すと次回は105年後(2117年12月)です。平日のお昼ですが、ぜひ時間を見つけて観察してみましょう。
太陽面通過の観察は太陽の観察とほとんど同じことですので、減光方法などに注意が必要です。記事を参考にして、安全に観察しましょう。5月21日の日食で使った器具が今回も活躍します。

投稿画像ギャラリー(54枚)

金環前後のプロミネンスやスカイツリーとの2ショットなど日食画像のほか、わし星雲の「創造の柱」、初夏の天の川など54枚を公開しました。

ケンコー・トキナーのポータブル自動追尾赤道儀 「スカイメモRS」 新発売(販売終了)

ケンコー・トキナーのポータブル自動追尾赤道儀スカイメモRの後継機「スカイメモRS」が新登場。簡単なセッティングですばらしい星野写真が撮れます。スカイメモRの機能をそのままに、新たに星景モード、太陽追尾モード、月追尾モードを追加。撮影の幅が広がります。特価 68,000円 専用の大型微動マウント、バランスウェイトなどのオプション品も販売。

5月23日

100億年前の銀河で星生成を邪魔するブラックホール

赤外線天文衛星「ハーシェル」の観測から、最大級に活発なブラックホールを中心に擁する銀河では、作られる星の数が少ない傾向にあることがわかった。近くの銀河ではなく、100億光年前後かなたの宇宙においてこうした結果が得られたのは初めてのことだ。

米宇宙船「ドラゴン」打ち上げ、民間機初のISSドッキング挑戦へ

日本時間22日午後、アメリカのISS補給機「ドラゴン」試験2号機が打ち上げられた。順調に行けば、25日深夜に国際宇宙ステーションとのドッキングを目指す。

水循環変動観測衛星「しずく」打ち上げ

18日未明、日本の水循環変動観測衛星「しずく」が種子島宇宙センターからH-IIAロケット21号機で打ち上げられた。

投稿画像ギャラリー(52枚)

スカイツリーや立山での見事な日食風景、壁にうつった日食とクマのぬいぐるみのかわいい競演など52枚を公開しました。

5月22日

日食に沸いた朝 ベイリーズビーズも観測

21日朝、日本全国で太陽が大きく欠ける日食が見られた。太平洋側の広い地域では太陽がリング状になる金環食が観測され、国内では25年ぶりに見られる光景に多くの人が見入った。

投稿画像ギャラリー(57枚)

21日の日食画像を57枚公開しました。

2012年5月23日 小惑星ジュノーがへび座で衝

火星軌道と木星軌道の間の「小惑星帯」の中にあり、ケレス、パラス、ベスタとともに「四大小惑星」とよばれるジュノーが、23日にへび座の方向で衝となります。
一晩中見やすい位置にある時期ですが、明るさは10等級で望遠鏡が必要なうえ、周りに明るい星がないので特定しづらいかもしれません。星図をよく確認して探してみましょう。

5月21日

投稿画像ギャラリー(115枚)

日食の画像を中心に115枚を公開しました。

5月18日

不適切な透過率の製品を公表 デメテル株式会社「日食観賞用グラス」

デメテル株式会社の「日食観賞用グラス」が、太陽観察には適さない高い透過率であることがわかった。

投稿画像ギャラリー(14枚)

太陽、南半球の天の川、子持ち銀河M51など、14枚を公開しました。

アストロアーツ製「日食観察プレート」の安全性について

「星ナビ」2012年5月号増刊「金環日食を見る」・「星ナビ」6月号付録の「日食観察プレート(A5判)」、および「日食観察プレートB5版」は、太陽直視観察用フィルターの規格である欧州規格(EN 1836:2005+A1:2007/カテゴリーE15)に相当する濃さがあり、安全に太陽を観察することができます。

5月17日

可視光でクリアに観測 国立天文台などが技術開発

国内の研究チームが、大気の揺らぎを補正して精度を上げる「補償光学」を適用した本格的な可視光観測に成功した。従来は主に赤外線観測で使われていた補償光学を可視光観測で使用することで、銀河の詳細な構造や遠方銀河の形成過程の解明に大きく貢献すると期待される。

5月16日

投稿画像ギャラリー(14枚)

太陽の黒点、干潟星雲と三裂星雲、土星など14枚を公開しました。

5月15日

探査機が見た、太陽系初期を伝える小惑星ベスタの地形

小惑星ベスタを周回調査中の探査機「ドーン」の観測から、ベスタ形成の歴史や月との類似性について新たな見解が得られた。

5月14日

金環最終チェック! 安全に楽しむ「日食観察ガイド」を公開

5月21日の日食までいよいよあと1週間。星ナビ最新号から、適切な観察方法についての情報を抜粋したPDFファイルを無償公開しました。「危険な市販品」についてなど、安全についての最終確認情報を紹介します。

投稿画像ギャラリー(50枚)

太陽の巨大黒点、ソンブレロ銀河、6月6日の金星太陽面通過までカウントダウンなど50枚を公開しました。

2012年5月中旬 土星とスピカが接近

日没後の南の空高く、ふたつの明るい星がすぐそばに近づいて見えています。黄色っぽくやや明るい方が環でおなじみの土星、白っぽい方がおとめ座のスピカです。
土星は太陽系のはるか外側を回っているために星座を背景とした動きも遅く、2010年〜2012年ごろまでおとめ座の領域にありますが、この時期はとくにスピカに近づいて見えます。
周囲に目を移すと、南東の空高くにはうしかい座のアルクトゥールス、南西にはしし座に位置する火星が赤っぽい輝きを競っているのも見えるでしょう。

5月11日

ブラックホールに引き裂かれる星の姿

超大質量ブラックホールに近づき引き裂かれた恒星の姿が、NASAの紫外線天文衛星などでとらえられた。ブラックホール周辺の激しい環境についての理解を深めてくれる。

国立天文台の森田教授がチリで死去 アルマ計画に貢献

5月7日(チリ現地時間)、国立天文台の森田耕一郎教授がチリ・サンティアゴで死去した。強盗事件に巻き込まれたとみられる。教授は同国で携わっていたアルマ望遠鏡プロジェクトにおいて、観測画像の高画質化の研究などで大きく貢献してきた。

【特集】2012年6月4日 部分月食

5月21日に太陽を隠して「金環日食」を起こした月は、およそ2週間後に地球の裏側へまわり、今度は地球に太陽の光をさえぎられて「部分月食」となります。東日本では月食(本影食)の経過を最初から最後まで見ることができますが、近畿より西では月が欠け始めてから東の地平線に昇ります。

宇宙の公案I-10「ともに知る宇宙」

『星ナビ』での「宇宙の公案」第IIシリーズの連載にあわせ、『スカイウオッチャー』で連載されていた第Iシリーズの誌面を順次公開します。
第5回は、2000年9月号に掲載された「ともに知る宇宙」(文:高柳雄一)です。

星ナビ.com 新天体発見情報 082(2011年1〜3月)

月刊星ナビ2012年6月号に掲載の「新天体発見情報」No.082を公開しました。

投稿画像ギャラリー(21枚)

巨大黒点、中国雲南省の星景、スーパームーンと月虹など21枚を公開しました。

5月10日

東北各地や長野県栄村など小惑星名に 復興への願いこめて

東日本大震災からの復興を願い、新しく命名された小惑星に東北各地や長野県栄村など被災地の名前が多数付けられた。16日から新潟で開催される天文学の国際会議がきっかけとなったもので、先ごろ国際天文学連合で承認された。

10日夜に「SOLiVE」で日食撮影法を紹介 大熊社長出演

本日10日(木)の夜9時30分から、アストロアーツの大熊社長がインターネットチャンネル「SOLiVE24」に出演し、5月21日の金環日食の撮影方法などを紹介します。

5月9日

スーパーアースからの光を初検出

赤外線天文衛星「スピッツァー」が、太陽系外惑星の一種「スーパーアース」(巨大地球型惑星)そのものからの光の検出に初めて成功した。系外惑星の大気研究における大きな一歩になりそうだ。

投稿画像ギャラリー(7枚)

スーパームーン、土星、太陽など7枚を公開しました。

5月8日

火星に水の流れた痕? 探査機「マーズ・エクスプレス」の最新画像

ヨーロッパの探査機「マーズ・エクスプレス」が、火星の平原と高地の境界域に水の流れで作られたらしい地形をとらえた。かつて火星の地表に水が豊富に存在した時期があったことを示す新たな証拠となる。

投稿画像ギャラリー(12枚)

太陽、月、土星など12枚を公開しました。

5月7日

石英質の塵粒が輝く恒星を発見 惑星形成の途上の可能性

国立天文台などの研究チームが日米の赤外線天文衛星を用いた観測で、石英質の塵が周囲に豊富に存在する恒星を発見した。この塵は恒星の周囲で惑星のもととなる「微惑星」同士が頻繁に衝突することで放出された可能性があり、太陽系外惑星の形成過程やその材料物質についてのさらなる解明の手がかりになると期待される。

投稿画像ギャラリー(52枚)

天の川、月、太陽など52枚を公開しました。

小惑星による恒星食(5/11〜6/8)

5月11日から6月8日までの予報15件を追加しました。

5月2日

赤外線で明らかになったソンブレロ銀河の二重構造

帽子のような形でおなじみの「ソンブレロ銀河」。実は大きな楕円銀河の中に円盤が収まった複雑な構造となっていることが赤外線観測で明らかになった。このような形状となるに至った90億年前の出来事とは?

投稿画像ギャラリー(15枚)

桜や天の川の星景など15枚を公開しました。

2012年5月6日 みずがめ座η流星群が極大

毎年ゴールデンウィークのころに活動するみずがめ座η(エータ)流星群が、5月6日の朝4時ごろ活動のピークになると予想されています。ハレー彗星の通り道を地球が通過し、そこに残されていた塵が地球の大気にとびこんで、100km前後上空で発光して見える現象です。
1時間で5〜10個程度と出現数はそれほど多くないうえ、満月が西の空にあり条件はあまりよくありません。流星が流れる中心となる放射点は未明に昇ってくるので、観察にトライする場合には月の光を目に入れないように東の空を中心に眺めてみましょう。

5月1日

もっと気軽に宇宙へお出かけ! 天文施設ポータルサイト「パオナビ」新規オープン

全国の天文施設・イベント情報「パオナビ」が、施設と利用者とを直接つなぐポータルサイトとして大幅リニューアルオープンしました。施設関係者が提供するリアルタイムな情報をベースに、近くの観望会やプラネタリウムなどを簡単に探すことができます。GWのお出かけや金環日食関連イベント参加に、ぜひご活用ください。

川崎で新しい星空体験を 「かわさき宙と緑の科学館」がオープン

神奈川県にある川崎市青少年科学館がリニューアルし、「かわさき宙(そら)と緑の科学館」として4月28日にオープンした。注目は、大平技研の新型プラネタリウム「MEGASTAR III FUSION」とオリハルコンテクノロジーの「Uniview」、そしてアストロアーツの「ステラドームプロ」が融合して織り成す新しい星空体験だ。

星ナビ6月号は「日食観察プレート」付き「金環日食直前特集」

星空を楽しむための月刊「星ナビ」2012年6月号が、5月2日(水)に発売されます。5月21日の日食までのファイナルカウントダウンの始まりです。もう準備万端という方も、これから準備という駆け込み組も、天文ファンとしての心構えをしっかり読んで、最高のコンディションでその時を迎えましょう。

投稿画像ギャラリー(54枚)

天の川、桜のある星景、土星や火星など54枚を公開しました。