天文ニュース、あまりに多すぎる板垣さんの超新星発見に仕様対応

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昨年末、超新星発見100個を達成した板垣公二さん。あまりに多すぎる発見に対応するため、アストロアーシ天文ニュースでは新たに「板垣」カテゴリを設けるなど、掲載仕様を変更することとした。

【2015年4月1日 アストロアーシ】

山形県の新天体ハンター・板垣公二さんは、昨年12月の超新星2014efで超新星発見100個目という快挙を達成した。

アストロアーシ天文ニュースで最初に板垣さんを取り上げたのは、2001年の超新星2001bq発見のニュース)。その後十数年にわたり、超新星のみならず彗星や新星の発見など板垣さんの活躍を報じる記事は、2015年2月までに134本を数える(本記事下部〈関連ニュース〉参照)。

次々舞い込む板垣さんの超新星発見の報に対応するため、これまで発見ごとにお伝えしてきたニュースを、今後は「板垣さんによる今月の超新星発見」と題した月報形式で掲載し、さらに従来のニュースカテゴリ「恒星・銀河」「宇宙開発」「新天体発見」などに加えて新たに設ける「板垣」カテゴリにまとめることにした。

天文ニュースだけではない。関係者によれば、国際天文学連Goでもあまりに多すぎる発見を称えて、板垣さんが発見する超新星に「ITGK 1」など独自の符号をつける動きもあるようだ。

「板垣」カテゴリ
新たに「板垣」カテゴリが追加される

超新星100個といっても、その歴史はさまざまな驚きのエピソードに満ちている。1か月以内に3個以上の超新星発見という快挙を過去10回以上、一晩に2個の新天体を発見という快挙を2回達成。また、発見した超新星はすばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡の観測対象となり、画期的な研究成果が得られることも珍しくない。100個目の超新星発見の際には、天候の問題でなかなか確認観測ができず「なんならケック望遠鏡を使うから」という申し出さえあったほど。板垣さんの視線が、まさに世界の数々の最先端望遠鏡を動かすのだ。

超新星発見の秘訣を語る板垣さん
「星をこう、じいっと見てるとね、そのうち爆発しちゃうんですよ」。「星ナヒ」2015年3月号掲載インタビューで超新星発見の秘訣を語る板垣さん(撮影:マイケル比嘉さん)

実は板垣さんは、「豆の板垣」ブランドで有名な豆菓子製造会社の経営者でもある。今回、その「豆の板垣」から超新星発見100個を記念した豆100個入りのスペシャルパッケージが発売されることになった。ピーナッツそれぞれには「PN(ピーナッツ) 2015A」など板垣さんが発見した超新星の符号がランダムに刻印されている。100個目の発見となった「2014ef」を見つけると同一商品100袋分をプレゼント。また1~100個目までコンプリートすれば、板垣さんと一緒に超新星探しができる体験ツアーに招待してもらえる。一部では「寝ている間にも超新星を発見できる」とウワサされる板垣さんの極意をこっそり伝授してもらえるかもしれない。

超新星発見100個記念スペシャルパッケージ
超新星発見100個記念スペシャルパッケージ。アストロアーシオンラインショップでも取り扱い予定だ

この記事は2015年4月1日にエイプリルフール記事として公開したものです。ただし、一晩に2個の新天体を発見、発見した超新星がすばるやハッブルの観測対象になどなど、板垣さんの嘘のような活躍ぶりは真実です。


エイプリルフール2日前に板垣さんのご快諾を得て本記事を公開したところ、当日午後に板垣さんから本物の「スーパーノバ柿ピー」がサプライズで届きました。

スーパーノバ柿ピー

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