AstroArts Topics

太陽系

イトカワにあった「ひげ状金属鉄」、月の砂からも発見

2021/03/10
小惑星イトカワのサンプルから見つかっている「ひげ状金属鉄」が、アポロ計画で回収された月の砂からも見つかった。太陽風との反応で形成されたとみられる。

「はやぶさ2」C室試料も分析中、カプセルを相模原・科博で展示

2021/03/10
「はやぶさ2」が採取した小惑星リュウグウの新たな試料画像が公開された。また、今月から再突入カプセルが一般公開されることが告知された。

「幻の物質」が明かす太陽系の起源

2021/03/09
短寿命のため現在の太陽系に残っていない放射性核種ニオブ92が太陽系形成時にどれだけ存在していたかが高精度で求められた。これにより太陽系の材料に2種類の超新星が関わっていることも判明した。

太陽風だけで水を生成できることを実証

2021/03/05
月や小惑星の表面に太陽風が当たるだけで水分子が生成されうることが、実験によって示された。月の表層に含まれる水を推計する上で重要な結果だ。

恐竜を絶滅させた小惑星の物質をクレーター内で発見

2021/03/01
6600万年前の生物大量絶滅を引き起こした小惑星に由来するイリジウムが、衝突クレーター内の海底から検出された。クレーター内でイリジウムが見つかったのは初めてだ。

表面からコロナ直下まで、ロケット観測でわかった太陽の磁場

2021/02/26
太陽観測ロケット「CLASP2」と科学衛星「ひので」の観測で、太陽表面からコロナ直下までの広い高度にわたる磁場の構造が世界で初めて明らかになった。

大迫力!パーサビアランスの火星着陸動画

2021/02/25
火星探査車「パーサビアランス」の大気圏突入からタッチダウンまでを撮影していた動画が、火星に吹く風の音などと共に公開された。

NASAの火星探査車「パーサビアランス」着陸成功

2021/02/19
日本時間2月19日午前5時55分、NASAの火星探査車「パーサビアランス」がジェゼロクレーターに無事着陸し、2年におよぶ予定のミッションが始まった。

火星の大気から塩化水素を検出

2021/02/18
欧州とロシアの火星探査ミッション「エクソマーズ」の観測で、火星の大気から初めて塩化水素ガスが検出された。また、火星の水が宇宙空間へ逃げ出す仕組みについて新たな情報が得られた。

史上最遠で見つかった太陽系天体「ファーファーアウト」

2021/02/17
すばる望遠鏡によって、太陽から約200億km離れたところに小天体が発見された。発見時の距離としては観測史上最遠の太陽系天体である。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

中国の天問1号、火星周回軌道へ投入成功

2021/02/12
中国の探査機「天問1号」が10日夜、火星周回軌道に無事投入された。

UAEの探査機HOPE、火星に無事到達

2021/02/10
昨年7月に日本のH-IIAロケットで打ち上げられたアラブ首長国連邦初の火星探査機「HOPE」が、日本時間10日未明に火星周回軌道に投入された。

「はやぶさ2」第1回着陸で採れた試料は3.1g以上

2021/02/10
「はやぶさ2」が地球に持ち帰った小惑星リュウグウの試料のうち、第1回タッチダウンで採取されたA室試料の新たな画像が公開された。

太陽嵐の予測で世界最高水準を達成

2021/02/05
大型電波望遠鏡の観測データなどを用いた太陽嵐の予測システムが開発され、従来の約2倍となる世界最高水準の精度が実現した。

「金星にリン化水素のシグナル」は、二酸化硫黄の見間違い

2021/02/03
金星の雲からリン化水素(ホスフィン)を検出したという昨年の発表は、より高い高度に存在する二酸化硫黄で生じた吸収を見間違えていた可能性が高いことが示された。

オシリス・レックス、5月にベンヌを出発

2021/02/03
NASAの探査機オシリス・レックスが5月10日に小惑星ベンヌを出発すると発表された。2023年9月24日に地球へサンプルを届ける見込みだ。

隕石から新鉱物「ポワリエライト」を発見

2021/02/01
複数の隕石に、かんらん石の化学組成を持つ高圧相の新鉱物が発見され、「ポワリエライト」として認定された。

太陽系の内惑星と外惑星は世代が違った

2021/01/27
太陽系形成に関する数値実験から、太陽系内の惑星が2つの異なるタイミングで形成されたとする新しい理論が提唱された。

太陽系で最古の水の証拠、隕石から検出

2021/01/26
2019年にドイツ北部に落下したフレンスブルク隕石に、現在知られている中で最古の炭酸塩が含まれていることがわかった。太陽系の歴史の初期に液体の水があった証拠だ。

オーロラ粒子の加速は高度3万km以上から始まっていた

2021/01/25
ジオスペース探査衛星「あらせ」などの観測から、オーロラ粒子の加速領域が、約3万km以上の超高高度にまで広がっていることが初めてわかった。