AstroArts Topics

恒星・銀河

若い大質量星を成長させる巨大ガス流の「へその緒」

2025/08/28
アルマ望遠鏡の観測で、重い原始星を取り巻く分子雲から「ストリーマー」というガス流が原始星のすぐそばまで伸び、星の材料物質を運ぶ様子がとらえられた。

爆発直前に「骨」までむき出しになった超新星

2025/08/27
超新星爆発の分光観測から、爆発直前の大質量星でケイ素・硫黄からなる深い中心核が露出していたことがわかった。恒星内部で重元素が玉ねぎ状の層になるという理論を裏付けるものだ。

赤色矮星2個と褐色矮星2個からなる四重連星系を発見

2025/08/26
位置天文衛星「ガイア」の観測データから、2個の赤色矮星と2個の褐色矮星からなる四重連星系が発見された。褐色矮星の基準星として今後の研究に役立つと期待される。

新種の超新星残骸か、XRISMが明かしたW49Bの3次元構造

2025/08/19
日本のX線分光撮像衛星「XRISM」によって、特異な形をした超新星残骸「W49B」が双極状に物質が広がる構造を持つことが示された。この天体は新種の超新星残骸かもしれない。

「宇宙ぶどう」が破った銀河誕生の常識

2025/08/18
JWSTとアルマ望遠鏡によって、宇宙誕生から9億年後の宇宙初期に存在した銀河が高解像で観測された。内部に見つかった、ぶどうの房のような粒々とした構造は、これまでの観測や数値シミュレーションでは予想されていなかったものだ。

ブラックホールX線連星のスペクトル変化をXRISMで観測

2025/08/14
X線衛星XRISMが、活動期の終わり際の状態にあったブラックホールと恒星の連星系を観測した。スペクトルやその変化から、ブラックホール周囲のガスの分布や運動の様子が明らかになった。

恒星ジェットが作るバブルの衝撃波にゆがめられた原始惑星系円盤

2025/08/08
アルマ望遠鏡の観測データから、若い星の周囲に膨張するバブル構造が見つかり、このバブルに巻き込まれた原始惑星系円盤の形が変わっている様子が明らかにされた。

史上最も明るいガンマ線バーストをチェレンコフ望遠鏡で検出

2025/08/05
観測史上最も明るいガンマ線バーストからの高エネルギーガンマ線をチェレンコフ望遠鏡LST-1が検出した。加速粒子の流れやジェットの多層構造といった、現象の新たな知見が得られている。

天の川銀河外縁部の原始星から噴出するアウトフロー・ジェット

2025/08/01
アルマ望遠鏡による観測で、天の川銀河外縁部にアウトフローとジェットを噴出する原始星が見つかった。環境が異なる外縁領域と太陽系近傍で、星形成過程は同様である可能性を示唆する結果だ。

小さな銀河から吹き出す7つの巨大バブル

2025/07/30
若い矮小銀河の周りに、超新星爆発によるバブル形成の理論モデルで説明できない、巨大なバブルが複数発見された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

最も重いブラックホール合体による重力波の記録を更新

2025/07/24
米国の重力波望遠鏡「LIGO」で、観測史上最大質量のブラックホール合体による重力波がとらえられた。合体前の質量はそれぞれ太陽の137倍と103倍と推定される。

超高エネルギー宇宙線の正体は陽子ではなく原子核

2025/07/18
南極での宇宙ニュートリノ検出実験「IceCube」の長期観測データから、超高エネルギー宇宙線の主成分は陽子ではなく、より重い原子核であることが示された。

8か月かかる銀河の精密シミュレーションをAIで2か月に短縮

2025/07/09
超新星爆発の影響などを再現するAIを使い、個々の恒星スケールまで再現した高解像度の銀河進化シミュレーションが行われた。計算時間を従来の4分の1に短縮できたという。

銀河は星を育てるガスを外から受け取っていた

2025/07/08
アルマ望遠鏡による近傍銀河の観測で、速度の大きな分子ガス雲が複数見つかった。星形成の材料となる高密度の分子ガスが銀河外から流入している証拠となる。

銀河円盤が二層構造となる道筋

2025/07/04
遠方の円盤銀河の観測で、薄い円盤と厚い円盤という二層円盤構造が見つかった。遠方銀河で同定されたのは初めてのことで、厚い一層円盤構造の内側に薄い円盤が形成されて二層構造へ進化する過程などが明らかになった。

中性子星表面の核融合による特大爆発「スーパーバースト」

2025/07/03
X線連星系で発生した中性子星表面の爆発現象を観測したニンジャサットのデータなどから、この現象がとくに珍しい炭素の核融合による「スーパーバースト」であったことが判明した。

惑星はいつできる?解像度の限界を超える新技術で推定

2025/06/30
原始惑星系円盤の観測データから高解像度画像を得る新たな手法によって、惑星ができ始めた円盤に特有の構造が、中心星誕生の数十万年後から現れることが示された。

32億画素のカメラで撮影、ベラ・ルービン天文台が初画像公開

2025/06/25
チリに建設された新観測施設「ベラ・ルービン天文台」が撮影した初画像が公開された。32億画素という史上最大のカメラによって、1000万個もの銀河や2000個以上の小惑星などがとらえられている。

潮汐破壊現象の偏光観測により、銀河中心の特異な構造を解明

2025/06/24
銀河中心で起こった恒星の破壊現象をすばる望遠鏡で偏光観測したところ、現象に伴うガスの噴出方向と銀河中心環境が空間的に直交するという特異な幾何構造が示唆される結果が得られた。

M87に2つめの超大質量ブラックホールは存在するか

2025/06/19
M87銀河から噴き出すジェットに見られる周期的な動きが、銀河中心に位置する2つめの超大質量ブラックホールの影響によるものだと仮定した場合に、理論的に推定されるブラックホールの質量範囲が示された。