AstroArts Topics

恒星・銀河

超大質量ブラックホールに給仕する超新星爆発

2021/07/20
銀河中心核の超大質量ブラックホールを囲むガス円盤の中で生まれた星が最期に起こす超新星爆発が、ブラックホールへの物質の落下をうながしている証拠が見つかった。

原始惑星系円盤のガスは意外と長持ち

2021/07/19
若い星を取り巻く原始惑星系円盤のガスは数百万年で散逸するとされていたが、太陽質量の2倍程度の恒星ではガス円盤の寿命が約10倍になることが研究で示唆された。

星間分子からの電波を一度にとらえる新型受信機

2021/07/15
星の誕生現場にある様々な分子が放出する広い周波数帯域の電波を同時に検出できる新型受信機システムが開発され、試験観測に成功した。

リチウムがあまり作られない新星爆発があった

2021/07/14
すばる望遠鏡の分光観測で、史上8例目となる新星でのリチウム生成現象がとらえられた。この新星で作られたリチウムの量はこれまでの観測例よりもかなり少ないようだ。

星団から星を放り出すブラックホール

2021/07/13
球状星団内のブラックホールが星を放り出して星団が崩壊するという数値計算が発表された。銀河のハローに存在する帯状の星の分布はこうしてできたのかもしれない。

ダークマターの地図をAIで掘り起こす

2021/07/09
スーパーコンピューターが作った仮想宇宙データでAIを訓練し、現実の観測データからダークマターの分布を調べる際に入り込むノイズを除去する手法が考案された。

アルマ望遠鏡が観測した、混沌とした惑星誕生現場の姿

2021/07/08
若い恒星「Elias 2-27」を取り巻く原始惑星系円盤の塵とガスの分布をアルマ望遠鏡で観測した結果、円盤自身の重力から生じる不安定性によって円盤の物質が大きくかき乱されている様子が明らかになった。

ビッグバンで生成されるリチウム量の矛盾、解決へ一歩前進

2021/07/07
ビッグバン時の高温高密度状態で生成されるリチウムの量に理論と観測で3~4倍の隔たりがある問題で、原子核反応の実験でわずかながらもその差が埋められることが示された。

中性子星とブラックホールの合体に伴う重力波を初観測

2021/07/05
中性子星とブラックホールの合体に伴う重力波が2020年1月に相次いで2件とらえられた。同種の天体の合体に伴う重力波の観測例はあるが、ブラックホールと中性子星の合体を検出したのは初めてだ。

ついに発見された理論上の超新星

2021/06/29
白色矮星として生涯を終える低質量星と超新星となる大質量星の分岐点に近い恒星が起こす「電子捕獲型超新星」が、理論的予測から40年近くの時を経て、初めて観測で確認された。

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原子核をつなぐパイ中間子が軽い仕組みを理論的に証明

2021/06/28
この世に何種類もの元素が存在するのは、質量の小さなパイ中間子が、陽子や中性子を結びつける強い力を媒介するからだ。パイ中間子がその役目を果たせるほど軽い要因が理論的に証明された。

ダークマター不足の銀河、謎は深まる

2021/06/25
銀河NGC 1052-DF2がダークマターをほとんど含まないという異常は、この銀河までの距離が見積もりより近ければ解消できるとされていた。ところが距離を精査した結果、むしろ見積もりより遠かった。

ベテルギウスを暗くした塵の姿

2021/06/21
2019年から2020年にかけてベテルギウスの大幅な減光を引き起こした塵の雲を、ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTがとらえた。

星が誕生する環境は、銀河内の位置によって異なる

2021/06/17
星が誕生する現場である分子雲を、90個の銀河で合計10万個観測した調査によって、銀河内の位置によって分子雲の性質は異なることが初めて明らかにされた。

131億年前の銀河に吹く超大質量ブラックホールの嵐

2021/06/15
アルマ望遠鏡による観測から、131億年前の宇宙において強烈な銀河風が吹き荒れている様子が明らかになった。銀河と中心ブラックホールが当時から共進化していたことを示唆する結果だ。

宇宙最初の星探し、宇宙赤外線背景放射をロケットで観測

2021/06/11
宇宙赤外線背景放射を観測して宇宙初期天体の正体解明を目指すプロジェクト「CIBER-2」のロケットが6月7日に打ち上げられ、5分間の観測を実施した。

最期を迎えた活動銀河核を発見

2021/06/10
活動銀河核の観測研究から、この天体の明るさが3000年間で1000分の1以下に暗くなったことが示された。活動銀河核が活動を止め最期を迎えているものとみられる。

最も高密度な白色矮星による超新星爆発の痕跡を特定

2021/06/09
超新星残骸の中にチタンなどの元素質量比が高い領域が発見された。この残骸の元になった白色矮星の中心密度が一般的なIa型超新星爆発を起こす白色矮星の約3倍だったことを明らかにし、Ia型超新星の多様性を示す結果である。

天の川銀河の元素組成を調べる鍵、近赤外線における吸収線を多数同定

2021/06/02
恒星の大気に含まれる元素がスペクトルに残す痕跡である「吸収線」を近赤外線波長で調べる観測により、6つの元素に対応する191本の吸収線が同定された。

観測史上最古の渦巻き構造を持つ銀河

2021/05/31
アルマ望遠鏡の観測データの中から、約124億前の宇宙に渦巻き構造を持つ銀河が見つかった。これまで知られていた最古の渦巻銀河よりもさらに古い。