AstroArts Topics

恒星・銀河

岩石惑星の主材料は原始惑星系円盤の外側へ運ばれる

2026/06/11
地球のような岩石惑星の主材料であるシリケイト鉱物が、原始惑星系円盤の内側で生成された後、低温の外側領域まで運ばれていることを示唆する結果が、2機の宇宙望遠鏡の赤外線観測から得られた。

すばる望遠鏡が発見、特異なクエーサー「バーベキューソース」

2026/06/10
すばる望遠鏡の観測から、クエーサーの成長の途中段階にあるとみられる特異な天体が見つかった。超大質量ブラックホールの進化の理解につながる重要な手がかりになりそうだ。

世界初、オリオン座分子雲の進化地図

2026/06/09
野辺山45m電波望遠鏡による重水素の観測をもとにした、オリオン座分子雲の進化地図が作成された。

宇宙誕生12億年後、銀河は「住む場所」ですでに育ち方が違っていた

2026/06/03
すばる望遠鏡の観測で126億光年彼方の大規模な原始銀河団が見つかった。銀河団内の銀河は同時代の平均的な銀河と比べて成長のしかたに差が見られ、環境効果が宇宙初期から影響していたことが示された。

ニュートリノの「変身」が左右する星の最期と超新星爆発

2026/06/02
超新星内部でニュートリノのフレーバーが短時間に入れ替わる「高速フレーバー変換」の影響を実装したコンピューターシミュレーションにより、軽い星ではニュートリノ振動が爆発を促進し、重い星ではその逆になるという結果が示された。

「はやぶさ2」の15mm光学航法望遠カメラで系外惑星の検出に成功

2026/06/01
探査機「はやぶさ2」の光学航法望遠カメラが、太陽系外惑星のトランジット現象をとらえた。口径15mmの観測器による検出は世界最小口径の記録で、専用望遠鏡による観測結果とも整合する高精度のデータが得られている。

巨大星団の種の形成には乱流運動が重要

2026/05/29
大質量の星団の種を形作る主な力は整列した磁場ではなく乱流運動であることが、アルマ望遠鏡の観測と数値シミュレーションで示された。

太陽は生命を育むリンを多く含む環境で誕生した

2026/05/27
太陽に似た恒星の年齢とリン含有量との相関を調べた研究から、46億年前に天の川銀河の内側で誕生した太陽は、最近生まれた類似星に比べて25%もリンが多いことが明らかになった。

新開発の鉛ビームで探る「宇宙の錬金術」の舞台裏

2026/05/26
加速器施設での実験で、新たな放射性同位元素22種が発見された。宇宙の元素合成において長年の謎だった、レアメタルから鉛に至る合成過程に関わる放射性元素を直接調べる道筋を開く成果となる。

ペルセウス座銀河団の化学組成を説明する新しい恒星モデル

2026/05/21
恒星と超新星の新モデルが開発され、ペルセウス座銀河団におけるケイ素などの化学組成を説明する結果が得られた。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

観測史上最少の酸素量をもつ、宇宙初期の極小銀河

2026/05/20
宇宙誕生から約8億年後の初期宇宙に存在する、きわめて暗く小さい銀河の観測から、この銀河の酸素量が観測史上最少であることが明らかになった。また、銀河の大部分は暗黒物質で構成されるとみられている。

すばる望遠鏡観測データの最新版公開、15億天体を収録

2026/05/13
すばる望遠鏡の大規模科学アーカイブ「HSCLA」最新版が公開された。超広視野主焦点カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム」が観測した約15億個の天体のデータが収録されている。

磁場が操る重力崩壊直前の大質量星の自転

2026/05/11
大質量星でも太陽型星と同様に、磁場の働きで内部の自転の角運動量が運ばれることがシミュレーションで示された。自転は減速するだけでなく加速する場合もあるようだ。

X線と紫外線の同時観測で特定、恒星フレアの鉄Kα輝線の起源は光電離

2026/05/07
惑星分光観測衛星「ひさき」の紫外線観測などにより、恒星フレアで検出される鉄Kα輝線の放射機構が光電離であることが特定された。

星のゆりかごの中心で整列する放射状フィラメントの起源

2026/04/30
星形成領域に見られる「中心へ向かって放射状に並ぶ複数のフィラメント」という特徴的な構造が、くびれた磁場を持つ分子雲に高速の星間衝撃波がぶつかって形成されることが、数値シミュレーションで示された。

スターバースト銀河で起こる超新星爆発のエネルギーのゆくえ

2026/04/28
スターバースト銀河M82の中心領域における高温ガスの速度測定から、超新星爆発のエネルギーの大部分が高温ガスとして熱化している可能性が示された。銀河風の駆動源の大半はこの熱エネルギーとみられる。

原始惑星系円盤へ流入するガスの運動の遷移領域「ENDTRANZ」を特定

2026/04/22
理論と観測両面のアプローチから、原始星を取り巻く希薄なガスが原始惑星系円盤へ取り込まれてケプラー回転するようになる、遷移領域の存在を示す証拠が得られた。

鉄の原子とイオンが出すX線のわずかな違いがXRISMで見えた

2026/04/16
X線天文衛星「XRISM」がX線パルサーを観測したデータの解析で、中性の鉄原子から出るとされてきた蛍光X線が、実は弱く電離した鉄イオンから出たものであることがわかった。

M87のジェットに横波を発見

2026/04/14
巨大楕円銀河M87の中心にある超大質量ブラックホールから噴き出すジェットに見られる周期的な揺らぎは、局所的な変動ではなく、ジェットの下流へ向かって約1年の周期で伝わる「横波」として振る舞っていることが明らかになった。

X線で調べる超大質量ブラックホール近傍の化学組成

2026/04/14
銀河中心のブラックホール周辺領域のX線観測から元素組成が測定され、太陽の20倍以上の質量を持つ星の大半が超新星爆発を起こさずにブラックホールへ崩壊するシナリオと整合する結果が得られた。