AstroArts Topics

系外惑星

宇宙論への理論的貢献と系外惑星の発見にノーベル物理学賞

2019/10/09
2019年のノーベル物理学賞は宇宙論への理論的貢献を果たしたJames Peeblesさんと、太陽系外惑星を発見したMichel Mayorさん、Didier Quelozさんに贈られることが発表された。

ハビタブルゾーンの惑星の大気から水蒸気を初検出

2019/09/18
地球から約110光年の距離にある系外惑星「K2-18 b」の大気から水蒸気が検出された。ハビタブルゾーンに位置する系外惑星での検出は初めてのことである。

長楕円の軌道を描く系外惑星HR 5183 b

2019/09/03
20年以上にわたる観測で、主星から遠く離れる長楕円軌道を持つ巨大惑星が発見された。惑星が主星に接近する際の加速運動の特徴をとらえることで、公転周期にあたる数十年以上の観測を待たずして存在が明らかになった。

黒い岩肌がむき出しの熱い惑星

2019/08/22
宇宙望遠鏡「スピッツァー」の赤外線観測により、地球に似た系外惑星の表面の様子が初めて明らかになった。大気はほぼ存在せず、暗い色の火山岩に覆われているようだ。

31光年彼方のスーパーアース

2019/08/07
探査衛星「TESS」などの観測により、地球から31光年という近距離に3つの惑星を持つ惑星系が発見された。いずれも地球の数倍程度の大きさとみられており、岩石質で大気があれば液体の水も存在する可能性があるという。

金属元素が流れ出すラグビーボール型の惑星

2019/08/06
ハッブル宇宙望遠鏡の観測により、系外惑星の大気からマグネシウムと鉄が流れ出す様子が初めてとらえられた。

命名キャンペーン実施中、はるか遠くの惑星系の名付け親になろう

2019/08/05
国際天文学連合が創立100年を記念して、太陽系外惑星とその主星に名前を提案するキャンペーンを実施しています。個人でも団体でも応募O.K.!

フレアが惑星に及ぼす影響を定量的に評価

2019/07/19
恒星表面で発生するフレアが惑星に及ぼす影響が、モデルに基づいて定量的に評価された。惑星の大気や磁場により影響は大いに異なり、太陽系から最も近いプロキシマケンタウリの惑星は厳しい環境にあるとみられる。

若い星の周りで見つかった、衛星を作る周惑星円盤

2019/07/18
アルマ望遠鏡を使った観測で、若い星を巡る惑星を取り巻く「周惑星円盤」が初めてとらえられた。衛星系を作る元になる構造と考えられている。

原始惑星系円盤の隙間に2つの惑星を直接撮像

2019/06/05
約370光年の距離にある若い恒星「PDS 70」を取り囲む円盤の隙間に、成長中の2つの惑星の姿がとらえられた。

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原始惑星系円盤に隠された若い惑星系

2019/05/17
すばる望遠鏡の新装置による原始惑星系円盤の観測で、これまで円盤中の惑星から発せられていると考えられてきた光のほとんどが、実際は円盤の散乱光であることが明らかにされた。惑星は想定よりも小さいという可能性を示唆する結果である。

探査衛星TESS、地球サイズの惑星を初発見

2019/04/18
探査衛星「TESS」が地球とほぼ同じサイズの系外惑星を発見した。TESSが発見した10個目の惑星で、地球サイズのものとしては初めてとなる。

470光年彼方の原始ミニ太陽系

2019/03/19
アルマ望遠鏡による観測で、誕生から数百万年という若い星の周囲に広がる原始惑星系円盤の塵の分布が高解像度でとらえられ、太陽系と似たような構造をしていることが明らかにされた。

「ケプラー」初検出の天体、10年後にようやく系外惑星と確認

2019/03/12
NASAの衛星「ケプラー」が2009年に検出した同ミッション初の惑星候補が確かに系外惑星であることが、発見から10年ぶりに確認された。

理論予測より多く存在、主星から遠く離れた重い惑星

2019/01/16
中心星から遠い惑星について探査結果と理論モデルを比較した研究から、海王星と土星の中間ほどの質量を持つ重い系外惑星は理論予測の10倍ほど多く存在しているという結果が発表された。

第二の地球の発見確認に期待、多色同時撮像カメラ「MuSCAT2」

2018/12/19
系外惑星候補天体が本物かどうかを確認するための多色同時撮像カメラ「MuSCAT2」が開発され、スペインの天体望遠鏡に設置された。日本で稼働中の「MuSCAT」などと合わせて、第二の地球候補の発見や確認に大きく貢献すると期待される。

アルマ望遠鏡がシャープにとらえた惑星誕生20の現場

2018/12/13
アルマ望遠鏡による高解像度の観測で、20万歳から1300万歳と非常に若い星を取り巻く塵の原始惑星系円盤が鮮明にとらえられた。

宇宙と地上の望遠鏡の連携により104個の系外惑星を発見

2018/11/30
宇宙望遠鏡「ケプラー」と「ガイア」、さらに地上望遠鏡の観測データを組み合わせることによって、日本における太陽系外惑星発見数の新記録となる104個の系外惑星の発見が報告された。複数の惑星が公転している系や1年が24時間以下という超短周期惑星も含まれている。

太陽系から2番目に近い恒星にスーパーアース候補を発見

2018/11/16
太陽系から6光年の距離に位置する、2番目に近い恒星「バーナード星」の周りに、地球の3倍程度の質量を持つスーパーアースとみられる惑星候補が発見された。

2600個以上の惑星を見つけた「ケプラー」が運用終了

2018/11/05
2009年に打ち上げられたNASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」が運用を終了した。これまでに得られた膨大な観測データの解析には今後10年以上かかるとみられる。