AstroArts Topics

恒星・銀河

新星の爆発初期段階の変化を詳細に観測

2019/02/28
京都産業大学神山天文台により、通常の撮像観測ではとらえられない新星の爆発直後の様子が「高分散・線偏光分光観測」という手法で観測され、新星爆発初期の詳しい状況が世界で初めて明らかになった。

塵の環に囲まれた30億歳の白色矮星

2019/02/27
市民参加型プロジェクトにより、周囲に塵の環が広がっている白色矮星が発見された。年齢は30億歳と見積もられており、従来の理論では環が消失しているはずの高齢だ。

宇宙の重元素の起源を、核融合科学と天文学の協力で紐解く

2019/02/26
元素が吸収する光の波長などに関する「原子過程データ」を計算から構築した結果が、中性子星同士の合体現象に由来する現象「キロノバ」の分析に有用であることが確認された。中性子星合体で作られる重元素の起源解明に向け、核融合科学と天文学の協力が進められている。

長周期変光星の周りのガス分布を高精度に観測

2019/02/21
VERAと野辺山45m電波望遠鏡を組み合わせた観測から、4つの長周期変光星の周りに広がる一酸化ケイ素ガスの分布が明らかにされ、その物理環境の多様性が示された。

ガス雲を振り回す野良ブラックホール

2019/02/19
天の川銀河の中心付近に存在する特異な分子雲の様子がアルマ望遠鏡で詳細にとらえられ、その運動の解析から、太陽の3万倍の質量を持つ中間質量ブラックホールが存在しているらしいことが示された。この種のブラックホールが存在する強い証拠となる結果である。

天の川銀河とアンドロメダ座大銀河の未来

2019/02/14
位置天文衛星「ガイア」による星の動きの観測から、天の川銀河とアンドロメダ座大銀河の衝突が起こる時期は約45億年後で、これまでの見積もりよりも6億年先らしいことが示された。

巨大赤ちゃん星の周りで塩を発見

2019/02/12
オリオン座大星雲の中にある巨大な若い星の周りの円盤中に、塩化ナトリウムが発見された。若い星の周りで塩が発見されたのは初めてのことだ。

急増光した若い星の周りに見つかった多数の有機分子

2019/02/08
アルマ望遠鏡による観測から、若い星を取り巻く原始惑星系円盤にメタノールやアセトアルデヒドなど多数の有機分子が発見された。

球状星団の背後で偶然見つかった矮小銀河

2019/02/05
ハッブル宇宙望遠鏡が球状星団NGC 6752を撮影した画像から、星団の背景に埋もれていた矮小銀河が偶然発見された。

宇宙膨張が標準理論と不一致?クエーサーの観測から示唆

2019/02/04
遠方宇宙のクエーサーの観測から、初期宇宙の膨張が標準宇宙モデルの予測と食い違っている可能性が示された。標準理論を超える新たな物理を考える必要があるかもしれない。

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二重クエーサー像の観測から推定するハッブル定数

2019/01/29
重力レンズ効果によって複数像に見えるクエーサーを利用して、宇宙の膨張率を表すハッブル定数を推定した研究結果が発表された。

星形成活動が劇的に上昇した大小マゼラン雲

2019/01/29
大マゼラン雲と小マゼラン雲の星の組成に関する詳細なマップが作成され、2つの銀河における星形成の歴史が再構築された。両銀河の星形成率は20億年前から急上昇していたようだ。

極超新星は光速ジェットにより引き起こされる

2019/01/24
5億光年彼方で発生したガンマ線バーストのスペクトル解析や理論計算から、ガンマ線バーストを引き起こした極超新星に光速の30%以上もの高速成分が付随することなどが明らかになった。極超新星が光速ジェットにより起こる爆発現象であるという理論を支持する成果である。

謎の大爆発「AT 2018cow」の正体

2019/01/22
2018年6月に2億光年彼方の銀河で発生した大爆発がとらえられた。これまでに観測されたものとはまったく違うため、その正体については論争が続いているが、どうやら宇宙の中でも極めてエネルギーの高い現象が発生する瞬間に遭遇したようだ。

アルマ望遠鏡が明かす銀河内の「星の工場」

2019/01/18
アルマ望遠鏡による高解像度の観測から、これまで実証されていなかった進化の進んだ大きい銀河内部での星形成の謎が解き明かされようとしている。

大質量星形成領域の距離を精密に測定、原始星の存在も確認

2019/01/17
わし座の大質量星形成領域の年周視差の計測から、この領域までの距離が精密に求められた。さらに、アウトフローが検出され、この場所に原始星が存在していることが確認された。

銀河中心のブラックホールに引き裂かれた星からのパルス

2019/01/16
3億光年彼方の銀河の中心で起こった、恒星がブラックホールに破壊される現象のX線観測から、超大質量ブラックホールの自転速度が求められた。

理論予測より多く存在、主星から遠く離れた重い惑星

2019/01/16
中心星から遠い惑星について探査結果と理論モデルを比較した研究から、海王星と土星の中間ほどの質量を持つ重い系外惑星は理論予測の10倍ほど多く存在しているという結果が発表された。

生まれたての原始惑星系円盤でも回転軸は不揃い?

2019/01/10
アルマ望遠鏡による観測で、生まれたばかりの原始惑星系円盤で回転軸の傾きが円盤の内と外でずれているものが初めて見つかった。

超大質量ブラックホールのコロナの磁場を初測定

2018/12/20
アルマ望遠鏡などによる2つの活動銀河の電波観測から、銀河中心にある超大質量ブラックホール周辺のコロナの磁場強度が初めて測定された。磁場強度は従来の理論予測よりもはるかに小さく、こうしたブラックホールコロナの加熱プロセスに再考を迫る結果となっている。