プライムフォーカス写真鏡「HAC125DX」発売開始

Sky-Watcherの写真鏡「HAC125DX」が発売開始。従来モデル「HAC125」に比べピント合わせが格段にしやすく、付属のCMOSカメラ用アダプター3種により、さまざまなカメラに対応する。

【2025年6月23日星ナビ編集部】

サイトロンジャパンは、望遠鏡ブランド「Sky-Watcher」の新商品「HAC125DX」を発売開始した。HAC125DXは、主鏡を前後させるリアフォーカス式が採用されており、従来モデル（HAC125）に比べてピント合わせが格段にしやすくなった。さらに、CMOSカメラ用アダプターが3種類が付属し、さまざまなカメラへの対応が可能となった。

HAC125DX（提供：株式会社サイトロンジャパン、以下同）

■ 発売概要

ブランド名：Sky-Watcher
商品名：HAC125DX
希望小売価格：税抜112,500円（税込123,750円）
直営店「シュミット」価格：税抜90,000円（税込99,000円）<20%OFF>
発売日：6月20日（金）
その他：取り扱いは、天体望遠鏡専門店およびサイトロンジャパン直営店のみ

■ 主な特長

プライムフォーカス式、さまざまなカメラに対応

口径125mm、焦点距離250mm、口径比f/2のプライムフォーカスタイプのハイスピードアストログラフ。撮影時の利便性を高めるため、主鏡を前後させるリアフォーカス式を採用し、従来モデル（HAC125）に比べてピント合わせが格段にしやすくなった。さらに、CMOSカメラ用アダプターが3種類（31.7mmスリーブ、M42オスねじ、M42メスねじ）を付属し、さまざまなカメラへの対応が可能となっている。

付属のCMOSカメラ用アダプター3種類

■ その他の特長

HAC125DX は、天体撮影専用鏡筒で、極めて明るいf/2の口径比と、小型の架台でも気軽に運用できるコンパクト設計。
f/2の明るさにより、露光時間を大幅に短縮し、対象天体と観測スタイルによってはオートガイドなしでも短時間で淡い天体の撮影が可能。明るめの星雲などであれば、ライブスタックを使わずにリアルタイムで画面に映し出すこともでき、電視観望用途にも最適。
イメージサークルは約16mm。1型センサー（IMX533、IMX585 等）を搭載するCMOSカメラに対応。
CMOSカメラの対応規格は、31.7mm径スリーブを有するもの、M42オスねじを有しバックフォーカスが6.5mmもの、M42メスねじを有しバックフォーカスが12.5mmのもの。
鏡筒後端に、回しやすい大型フォーカスリングを装備し、従来モデルより容易にピント合わせが行える。※ストッパー無し
鏡筒後端にベンチレーターを備え、筒内の温度順応を促進する。
主鏡側に光軸調整機構を搭載。
筒先のフードの長さは約110mm。取り外しが可能で、カメラの着脱も容易。また、カメラのケーブルを通すための穴も装備。
鏡筒バンドおよび幅狭タイプ（約5mm）のドブテイルバーが付属し、市販の多くのマウントに対応。
ファインダースコープ取り付け用のマウントを2つ装備。ファインダーやアクセサリーの取り付けに便利。
鏡筒総重量は約4.3kg（鏡筒バンド、ドブテイルバー含む）で、小型架台での運用にも対応。