SHARPSTARの大口径カセグレン式アストログラフ「SCA310」が新発売
【2026年7月13日 星ナビ編集部】
サイトロンジャパンは、Jiaxing Ruixing Optical Instrument社の天体写真撮影向けブランド「SHARPSTAR(シャープスター)」新製品で、口径310mm・焦点距離1178mm・F3.8の大口径カセグレン式アストログラフ「SCA310」を7月3日(金)に発売した。
SCA310は、非球面主鏡と石英ガラス製球面副鏡によるカセグレン式光学系に、EDガラス1枚を含む3群3枚構成補正レンズを内蔵。55mmの広いイメージサークルと口径310mmの集光力により、フルサイズから中判フォーマットまでの大型センサーを用いたディープスカイ撮影に適したモデルだ。

SCA310(提供:株式会社サイトロンジャパン、以下同)
■ 発売概要
- ブランド:SHARPSTAR(シャープスター)
- 商品名:SCA310
- 希望小売価格:オープン
- 予想市場価格:税込1,200,000前後(※サイトロンジャパンによる予想価格であり、実売価格とは異なる)
- 直営店「シュミット」価格:税込1,199,250円
- 発売日:7月3日(金)
- 受注生産品につき、通常の製品より納期がかかる。納期詳細は各販売店に問い合わせのこと。
■ 製品特長
- 大口径ディープスカイ撮影をもっと効率よく
-
- 大口径鏡筒は集光力に優れる一方、焦点距離が長くなりがちで、淡く広がった星雲などの撮影には長い露出時間が必要だった。そこで、SCA310は、口径310mmの集光力とF3.8の明るい光学系を両立した。55mmイメージサークルに対応する補正光学系を内蔵し、大型センサーによる広写野・高解像のディープスカイ撮影を短い露出時間で楽しめる。

- 310mmの集光力とF3.8の明るさ
-
- 口径310mm、焦点距離1178mm、F3.8の明るい光学系を採用したディープスカイ天体写真撮影向けの大口径アストログラフ。短時間露出でも淡い星雲のディテールや色彩を引き出しやすく、撮影効率の向上に貢献。
- 主鏡には高精度な非球面主鏡を採用。球面収差を効果的に抑え、画面全体でシャープな星像を得られる設計。
- 副鏡には熱安定性に優れる石英ガラス製の球面副鏡を採用。主鏡・副鏡には反射率95%以上の増反射アルミニウムコーティングを施し、光の利用効率を高めている。
- 補正光学系を内蔵した⌀55m のフラットフィールドイメージサークル
-
- 鏡筒後部には、EDガラス1枚を含む3群3枚構成の補正レンズを内蔵。像面湾曲や諸収差を補正し、中心から周辺までシャープな星像を得られる設計。
- 55mmのイメージサークルを確保し、フルサイズセンサーを十分にカバーするほか、中判フォーマットでの撮影にも対応。周辺光量はフルサイズ撮影時でもほぼ100%を維持する設計。
- 付属のM68、M54、M48アダプターを使用して各種カメラの取り付けに対応。M48アダプターには、M48フィルター取り付けネジを内蔵し、撮影システムへ組み込みやすい構成。
- 撮影現場で扱いやすい高剛性メカニズム
-
- 鏡筒には軽量で剛性に優れるカーボンファイバー素材を採用。温度変化による伸縮の影響を抑え、安定したピント位置を維持する。
- 上部には持ち運びに便利な多用途ハンドルバーを装備。複数のスロットとネジ穴により、ガイドスコープや撮影アクセサリーを柔軟に取り付けられる。
- 底部には、鏡筒を安定して搭載できる長さ405mmの幅広ドブテイルバーを装備。市販の多くの赤道儀に対応。
- 鏡筒後部には3基の排気ファンを内蔵。観測前に主鏡をすばやく冷却し、温度順応にかかる時間を短縮。電源は、12V0.5A、5.5mmプラグに対応。
- デジタル温度計を付属。

- 大口径撮影を支える大型フォーカサー
-
- 大型の高剛性ラック&ピニオン式フォーカサーを搭載。30mmのフォーカスストロークを備え、複数の撮影アクセサリーを組み合わせた状態でも安定した操作を行える。
- 減速装置つき微動フォーカスノブにより、精密なピント合わせが可能。フォーカサー前部には360°回転装置を備え、ケーブルの巻き込みを抑えながら構図調整を行える。
- 主鏡・副鏡それぞれに光軸調整ネジを備えています。また、副鏡は球面鏡を使用しているため、光軸調整を容易に行える。
- ZWO社製EAFをはじめとした各種電動フォーカサーの取り付けに対応。


作例「IC 405」(機材:SCA310 + ZWO ASI461MM Pro)(提供:©张宇航)
■ 主な仕様
- 口径:310mm
- 焦点距離:1178mm
- 口径比:F3.8
- 光学系:カセグレン式反射望遠鏡(非球面主鏡、球面副鏡)
- イメージサークル:⌀55mm(中判フォーマット対応、フルサイズ対応)
- 主鏡・副鏡コーティング:増反射アルミニウムコーティング(反射率95%以上)
- 補正レンズ:3群3枚構成(EDガラス1枚使用)
- 副鏡径:184mm
- 分解能:0.37秒
- 鏡筒素材:カーボンファイバー
- 鏡筒外径:378mm
- 全長:721mm
- 質量:23.5kg
- カメラ取り付けアダプター:M48(M48×0.75 フィルター取り付け可) / M54 / M68
- バックフォーカス:38~66mmに対応
- フォーカサー:高剛性ラック&ピニオン式、30mmストローク、減速装置
- 視野回転装置:フォーカサー基部360°回転装置
- 冷却機構:鏡筒後部に排気ファン3基を内蔵(DC12V, 0.5A/5.5mmプラグ)
- ドブテイルバー:405mm幅広
- 付属品:温湿度計、取扱説明書・保証書
〈参照〉
〈関連リンク〉
関連記事
- 2026/07/13 4枚構成アポクロマート鏡筒、Askar「111F」「131F」と専用補正レンズ2種が新発売
- 2026/06/12 Player Oneの天体撮影用CMOSカメラ「XENA 585M」が新発売
- 2026/05/30 Askar Fシリーズ専用0.75倍レデューサー2点が新発売
- 2026/05/30 小型ペッツバールアストログラフ、Askar「50P」新発売
- 2026/04/24 星雲や星団・彗星観測などに最適、サイトロン双眼鏡「Comet Scan 25×100」新発売
- 2026/04/11 天体写真から日常撮影までをこなす、Askar「FRA400C鏡筒」発売
- 2026/04/11 超高解像ペッツバール型アストログラフ Askar「SQA130鏡筒」発売
- 2026/04/11 口径60mm 3枚玉アポクロマート天体望遠鏡、NAKOH「60GT鏡筒」発売
- 2026/02/03 サイトロンジャパンが日本製フラッグシップ天体望遠鏡を発売
- 2026/02/01 William OpticsのCatシリーズ最新モデル「Ultra-Cat56 WIFD」
- 2026/01/23 軽量設計と高精度オートフォーカスの大口径望遠レンズ「LAOWA 200mm F2 AF FF」発売
- 2026/01/22 サイトロンジャパンが天体望遠鏡ブランド「NAKOH」の取り扱いを開始
- 2026/01/11 世界150台限定の特別モデルのスマート望遠鏡「Vespera II-X Edition」発売
- 2025/12/16 Sky-Watcherのバローレンズ「ノマド」2種とアイピース「エメラルド」新発売
- 2025/12/10 4枚玉EDフラットフィールド屈折、Askar「60F鏡筒」と「91F鏡筒」新発売
- 2025/11/27 サイトロンジャパンとビクセン、アストロアーツから2026年天文カレンダー発売
- 2025/11/25 Sky-Watcherの口径100mm高性能Hα太陽望遠鏡「ヘリオスター100Hα」新発売
- 2025/11/13 11月16日トークショー「2026年の天文現象」開催、23日まで「サイトロンジャパン天体写真コンテスト2025」受賞作品展
- 2025/11/08 サイトロンジャパン新商品「レデューサー0.5×アメリカンサイズ」
- 2025/10/22 11月16日~23日「サイトロンジャパン天体写真コンテスト2025」受賞作品展











![[アストロアーツ かけはしプロジェクト:つなげよう日本 子供達の未来を守るために]](https://www.astroarts.co.jp/official/kakehashi/image/kakehashi_s.jpg)