水星が東方最大離角

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夕方の西の空に見えている水星が、1月15日に東方最大離角となる。金星を目印にして探してみよう。

星図

日の入り後の西の空低く見える水星が、1月15日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。太陽から離れるとはいえ、日の入り45分後の高度は8度ほどと低い。西の空がひらけている場所で、すぐそばの金星をたよりに探してみよう。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽から最も東側に離れるときを「東方最大離角」と呼び、この日の前後は日没後に観測しやすい。反対に太陽から西側に離れる「西方最大離角」のときは、日の出前の東の空で観測しやすくなる。

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