2020年1月中旬 火星とアンタレスが接近

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1月中旬ごろ、未明から明け方の南東の低空で、火星とアンタレスが接近する。最接近は1月18日ごろ。

星図

1月中旬ごろ、未明から明け方の南東の低空で、火星とさそり座の1等星アンタレスが接近して見える。赤く明るい星が2つ並ぶ光景はとても印象的だ。

最接近は1月18日ごろで、5度未満まで近づく。前後の期間も観察して間隔や並び方が変化していく様子を見てみよう。あまり高くないので、南東の空が開けた場所で観察したい。21日には細い月と火星が大接近する

火星は今後、2月中旬にいて座の干潟星雲、三裂星雲の間を通過3月下旬に木星と大接近4月上旬に土星と大接近など見ごたえのある現象が続く。そして10月6日に地球と最接近する。これは見かけの接近ではなく、宇宙空間における実際の距離の最接近だ。約6200万kmとかなり近づいて明るくなるので楽しみにしよう。