AstroArts Topics

恒星・銀河

アルマ望遠鏡が詳細に見せてくれた惑星形成現場

2016/01/20
中央部に驚くほど塵がない領域を持つ遷移円盤4つをアルマ望遠鏡で観測し、精密なガスと塵の分布図が描き出された。今まで検証されていなかった円盤の隙間の成因について、明確な答えが得られるかもしれない。

天の川銀河内で2番目に大質量のブラックホールの兆候

2016/01/20
天の川銀河の中心核「いて座A*」から約200光年離れた位置にある特異分子雲の電波観測で、その空間構造と運動が太陽の10万倍もの質量を持つコンパクトな重力源の存在で説明できることが示された。天の川銀河の中で2番目に大きな質量のブラックホールかもしれない。

大質量星形成領域のメーザー源の運動を検出、円盤状構造の存在を示唆

2016/01/13
東アジアVLBIネットワークの電波望遠鏡による観測で、大質量星形成領域に存在するメタノールメーザー源の内部固有運動が計測された。回転膨張運動を示唆する結果が得られ、原始星円盤の運動を示している可能性がある。

遠方のガス雲に見えたかもしれない第一世代の星の痕跡

2016/01/13
重元素の割合が非常に小さいガス雲が遠方宇宙に見つかった。宇宙で一番最初に誕生した第一世代の星の内部で作られた重元素の痕跡をとらえたものかもしれない。

初めて可視光線で見えた!ブラックホールの「またたき」

2016/01/07
2015年6月中旬から7月初旬にかけて急激な増光を示したブラックホール連星「はくちょう座V404星」で、従来X線でしか観測できないと思われていたブラックホール近傍からの放射エネルギーの変動が可視光線で初めてとらえられた。口径数十cmの天体望遠鏡でもブラックホールの光の変動が見える可能性があるということだ。

ペルセウス座分子雲中の若い星、2種類の連星系や大きい塵円盤

2016/01/06
ペルセウス座分子雲中の若い星とその周囲の電波観測から明らかになった、連星系の形成過程や、惑星形成の元となる塵の円盤に関する研究成果が発表された。

天の川銀河中心の巨大ガス雲の動きから探るブラックホール周辺

2016/01/06
天の川銀河の中心に位置する超大質量ブラックホール「いて座A*」に接近した巨大ガス雲「G2」の運動に関する分析から、いて座A*周囲の様子が明らかにされた。

ガンマ線で輝く最遠方の超大質量ブラックホール

2015/12/21
75億光年彼方の活動銀河核からの高エネルギーガンマ線放射がとらえられた。これまでに観測された高エネルギーガンマ線天体としては最も遠いもので、宇宙初期から現在までの宇宙進化の情報を導くための「灯台」となることが期待される。

電波の影絵で見る希薄な星間分子ガス

2015/12/10
明るい電波源を背景として希薄な分子ガスを検出するという観測方法に用いられる「分子吸収線系」と呼ばれる観測対象が、アルマ望遠鏡のデータベースから新たに見つかった。天の川銀河の星間ガスの化学組成などを明らかにし性質を解明するうえで大きな成果だ。

115億光年彼方、原始グレートウォール内部に巨大銀河誕生の現場

2015/12/10
アルマ望遠鏡による観測で、115億光年彼方に位置する原始グレートウォールの中心に、爆発的に星形成を行っているモンスター銀河の集団が見つかった。モンスター銀河の形成場所や進化の過程の解明につながると期待される。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

天の川銀河中心の超大質量ブラックホール周囲の磁場構造を解明

2015/12/08
天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホール「いて座A*」付近の電波観測から、ブラックホールのすぐ近くに存在する複雑な磁場構造が明らかにされ、時間変動もとらえられた。ブラックホール周辺の活動的な現象に磁場が重要な役割を果たしているとする説の観測的な裏付けで、物理過程の解明につながる大きな成果だ。

太陽とはまったく異なる、小さく冷たい怪物天体

2015/12/02
太陽の10分の1以下の質量しかない暗く冷たい赤色矮星に、驚くほど強力な磁場が見つかった。この星からの放射は太陽の1万倍も強く、近くに惑星があったとしたら、星の強烈なフレア活動によって荷電粒子が絶えず降り注ぐ過酷な世界だという。

主星から1000億km彼方に追放された系外惑星

2015/12/02
みなみじゅうじ座の若い恒星に、1000億kmも離れた系外惑星が見つかった。恒星の近くで誕生した後、何らかの原因で遠くへ弾き飛ばされてしまったようだ。

問題解決の糸口となるか、ろ座銀河団に大量の矮小銀河

2015/11/26
ろ座銀河団で、暗い矮小銀河が驚くほど多数発見された。宇宙論分野の長年の謎であった「ミッシング・サテライト問題」を解決する糸口になるかもしれない観測成果と期待されている。

彗星の群れが原因か、ケプラーがとらえた恒星の謎のふるまい

2015/11/25
系外惑星探査衛星「ケプラー」による4年間のモニター観測で、KIC 8462852という恒星の光が劇的に暗くなるという風変わりな現象がとらえられた。これまで見られたことがない謎のふるまいで、追加の赤外線観測によると彗星が関係しているかもしれないという。

地球の周りのダークマターは、長いフィラメント状?

2015/11/24
シミュレーション研究から、髪の毛のように細長いフィラメント状のダークマターの存在が提唱された。地球の周りにも多く「生えて」いるかもしれない。

世界初、形成途中の惑星を直接撮像

2015/11/20
若い恒星の周囲を取り囲む円盤中に、現在作られつつある形成途中の惑星が見つかった。こうした天体の存在が間接的に示されるのではなく直接撮像されたのは初めてのことだ。

3次元地図から探る太陽系近傍の新たな姿

2015/11/18
ヨーロッパの位置観測衛星「ヒッパルコス」のデータから、太陽系近傍に存在する高温大質量星であるOB型星の3次元立体分布図が作られた。太陽系のお隣にあたる領域に新しい星のグループの存在が明らかにされ、オリオン座の星の起源に光が当てられたほか、従来知られてきた「グールド帯」は存在そのものに疑問が投げかけられることになった。

太陽系の未来か、白色矮星を取り巻く円盤状構造

2015/11/16
12年間にわたる観測で、死を迎えた星とかつてその星の周りにあった小天体との相互作用が初めて詳しく解明された。太陽系も遠い未来にはこのような運命をたどるのかもしれない。

銀河から引きはがされ長くたなびくX線の尾

2015/11/11
X線天文衛星「チャンドラ」による観測で、銀河団に属する銀河から引きはがされたX線で輝く尾のようなものが見つかった。尾の長さは約25万光年もあり、X線の尾としてはこれまでに検出されたものの中でもっとも長い。