AstroArts Topics

恒星・銀河

「ケプラー」、緊急モードから復旧

2016/04/13
NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」が4月7日、緊急モードとなっていることが確認された。その後の状態が心配されたが、10日の朝には安定した状態に復旧した。

小規模の銀河群に太陽の170億倍の超大質量ブラックホール

2016/04/12
最大級の質量を持つブラックホールは銀河が多数密集した銀河団に属する銀河に存在するものと考えられてきたが、銀河がそれほど多くは存在していない領域の銀河にも、太陽質量の170億倍ものブラックホールが見つかった。この種のブラックホールは、意外とありふれた存在なのかもしれない。

褐色矮星の軌道を観測し、質量を直接算出

2016/04/07
ケック望遠鏡による観測で、約61光年彼方の褐色矮星が検出された。年齢や組成だけでなく、これまでは理論モデルに頼っていた褐色矮星の質量も、軌道の観測から直接求められた。

太陽系近傍で2例目、赤色矮星を回る新たなスーパーアース

2016/04/06
探査機「ケプラー」のデータから、約170光年彼方の系外惑星「K2-28b」が発見された。K2-28bは地球の2.3倍の大きさをもつ「スーパーアース」で、太陽系の比較的近傍で発見された赤色矮星の周りを公転する「トランジット・スーパーアース」としては世界で2例目となる。

地球に似た軌道を持つ惑星の誕生現場を若い星の周りで初観測

2016/04/05
アルマ望遠鏡による観測で、若い星を取り巻く原始惑星系円盤において、中心から太陽・地球間に相当する距離のところに隙間が見つかった。この隙間は、地球とよく似た惑星、あるいはもう少し大きな「スーパーアース」が、まさに今生まれている現場かもしれない。

マグネターが生み出す超高輝度超新星の輝き

2016/03/30
通常の超新星より極度に明るい超高輝度超新星のうち特異な2天体について、その超高輝度の要因がマグネターであるという理論モデルを検証し、結果が観測データとよく一致することが示された。超高輝度超新星となるような恒星の内部構造解明への手がかりやこうした天体の起源などに関する新しい知見が得られることが期待される。

高エネルギーガンマ線を放出する、超大質量ブラックホール候補天体の大規模探査

2016/03/30
大学連携VLBI観測網を用いて、高エネルギーガンマ線を放出する超大質量ブラックホール候補天体の探査が行われた。845個もの電波源を観測するという、世界的に前例のない大規模な探査だ。

初めてとらえられたショックブレイクアウト

2016/03/29
NASAの人工衛星「ケプラー」が3年がかりで取得したデータの分析を元にした研究で、超新星爆発の衝撃波が星の表面に到達する様子が可視光線観測で初めてとらえられた。現象の初期に見られるフラッシュのような光は「ショックブレイクアウト」と呼ばれている。

太陽の100倍以上もの質量を持つ9つのモンスター星

2016/03/25
大マゼラン雲にある星形成領域「タランチュラ星雲」の中の若い星団に、太陽の100倍以上もの質量を持つモンスター級の大質量星が9つ見つかった。

高速惑星形成を示唆する、原始惑星系円盤中の大きな塵の塊

2016/03/22
若い恒星「おうし座HL星」の周囲に広がる原始惑星系円盤を鮮明にとらえた電波観測で、惑星へと成長すると思われる塵の塊が見つかった。短時間で惑星形成が可能であることを示唆する観測結果だ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

天の川銀河の中心から届く、超高エネルギー宇宙線

2016/03/18
ナミビアのヘス望遠鏡による長年のガンマ線観測により、非常に高エネルギーの宇宙線を生み出している領域が天の川銀河の中心に存在するらしいことが初めて明らかになった。

フロンティア・フィールズ・プロジェクト、銀河団に迫る

2016/03/16
銀河団についての研究を行う「フロンティア・フィールズ・プロジェクト」。X線、可視光線、電波の観測データを組み合わせることで、銀河団の衝突の歴史などを調べることができる。

超大質量ブラックホールの重力を振り切る「超光速噴出流」

2016/03/16
活動銀河M87の中心に存在する超大質量ブラックホールから噴出するジェットの運動を、日韓合同VLBI観測網を用いて高い頻度で観測し、ジェットの速度が見かけ上光速を超える「超光速運動」をブラックホールから噴出後わずか5光年に満たないところで検出することに成功した。

宇宙に満ちる謎の赤外線放射の起源をアルマで解明

2016/03/14
アルマ望遠鏡が史上最も暗いミリ波天体の検出に成功し、これらの天体からの赤外線がこれまで謎だった宇宙赤外線背景放射の起源であることを明らかにした。暗いミリ波天体のうち約60%は既知の遠方銀河であったが、残る約40%は正体不明の新しいタイプの天体の可能性がある。

126億光年彼方の宇宙で成長中の小さな銀河

2016/03/09
126億光年彼方の宇宙にある若い銀河の形を詳細に観測し、コンピュータシミュレーションの結果と合わせて調べたところ、1個に見える銀河のいくつかは実際には2個以上の小さな銀河の集まりと考えても説明できることが明らかになった。初期宇宙で小さな銀河が衝突して星を活発に形成し、大きな銀河へと育っていく途上を見ているものと思われる。

最遠方銀河の記録をハッブル宇宙望遠鏡が更新、赤方偏移11.1

2016/03/06
ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、134億年前の宇宙に存在するとみられる、史上最も遠い銀河が発見された。誕生からわずか4億年後の宇宙に存在しているこの銀河は、小さいながらも活発な星形成を行っており、驚くほど明るい。

「宇宙の氷」で大マゼラン雲を探る

2016/03/06
超大型望遠鏡「VLT」と赤外線天文衛星「あかり」による観測で、大マゼラン雲中の原始星の周囲に氷の状態の水やメタノールが検出され、大マゼラン雲では天の川銀河と比べてメタノールの氷の存在量が低いことが明らかになった。

アルマ望遠鏡、原始星円盤へのガス流入の詳細を明らかに

2016/03/03
アルマ望遠鏡の観測で、原始星を取り巻くガス円盤と、そこに向かってゆっくりと落下するガスを初めて直接見分けることに成功した。原始星周囲の円盤の成長と進化の謎に迫る重要な一歩だ。

謎多き天の川銀河の中心分子雲帯に迫る

2016/03/02
天の川銀河の中心「いて座A*」の周囲には、700光年ほどの長さに伸びた「中心分子雲帯」と呼ばれる領域がある。そこには、太陽質量の数千万倍に相当する濃いガスが含まれているが、新しい星は誕生せず、謎多き領域となっている。

すばるで初めてとらえられた、赤ちゃん星の星周構造

2016/02/29
すばる望遠鏡による観測で、生まれたての星の周りの複雑な構造が世界で初めて詳細にとらえられた。星と惑星が活発に成長していると考えられる現場では、赤ちゃん星の「ごはん」に相当する星周物質が太陽系の大きさよりはるかに広がって分布しており、渦や筋状構造が見られる。