AstroArts Topics

超高輝度超新星

超高輝度超新星SN 2006gyの正体を解明

2020/01/31
2006年に出現した超新星SN 2006gyは、通常の10倍以上明るく輝いた特異な天体だ。最新理論によるモデルから、その正体が従来考えられていたような大質量星の特異な爆発ではなく、Ia型超新星らしいことが示された。

すばる望遠鏡、遠方の超新星を大量発見

2019/06/04
すばる望遠鏡の観測から、半年間で約1800個もの超新星が発見された。80億光年以上離れた超新星58個や、約100億光年彼方の超高輝度超新星5個も含まれている。

ロングガンマ線バーストと超高輝度超新星との関係

2018/04/20
太陽の100億以上も明るく輝く超高輝度超新星と、強力なガンマ線放射が数秒以上続くロングガンマ線バーストの起源が、どちらも中性子星の一種「マグネター」であるとする統一モデルが発表された。自転軸と磁気軸のわずかなずれがエネルギーを発生させているという。

これまでで最遠、105億年前の超新星を発見

2018/02/26
詳しく観測された超新星としてはこれまでで最も遠い、105億年前の超新星爆発がサーベイ観測プロジェクトで発見された。

超高輝度超新星が紫外線波長で輝くメカニズム

2017/09/13
超高輝度超新星「Gaia16apd」が紫外線波長で特に明るく輝くという特徴は、爆発直前に放出された大量のガスと爆発時の噴出物が激しく衝突するというモデルで最もよく再現できることが示された。

宇宙の最盛期に最期を遂げた超高輝度超新星

2017/07/31
宇宙の最盛期にあたる約100億年前、ある大質量星が一生を終えて超高輝度超新星となり、天の川銀河の星1000億個の合計の3倍もの明るさで輝いた。

超高輝度超新星が通常の超新星の100倍明るい理由

2016/11/28
超高輝度超新星の新たな理論モデルの計算から、星が爆発直前に放出していた大量のガスと超新星爆発時の噴出物とが激しく衝突することにより、通常の超新星よりも100倍程度明るく輝くことが示された。

マグネターが生み出す超高輝度超新星の輝き

2016/03/30
通常の超新星より極度に明るい超高輝度超新星のうち特異な2天体について、その超高輝度の要因がマグネターであるという理論モデルを検証し、結果が観測データとよく一致することが示された。超高輝度超新星となるような恒星の内部構造解明への手がかりやこうした天体の起源などに関する新しい知見が得られることが期待される。