AstroArts Topics

彗星

池谷・関彗星発見から56年、名著『未知の星を求めて』新版発売

2021/12/03
世界的なコメットハンター・関勉さんの名著『未知の星を求めて』が、新版として再刊された。

2021年12月 レナード彗星が5等前後

2021/12/01
12月後半のレナード彗星(C/2021 A1)は夕方の西の低空にある。5~6等の予想だったが、バーストを起こして3等前後になっているとの情報もある。

レナード彗星、順調に増光中

2021/11/17
12月に肉眼等級まで明るくなると期待されているレナード彗星が順調に増光中だ。写真ではすでに美しい姿を見せている。

関勉さんの名著『未知の星を求めて』が再刊

連載・読み物
2021/09/09
池谷・関彗星でお馴染みのコメットハンター関勉さんの名著の再刊計画がスタート。初版発行から55年、改訂版には書き下ろしエピソードも追加。

2020年度日本天文学会各賞の受賞者発表 本間さん、板垣さんら

2021/02/05
日本天文学会が2020年度の日本天文学会各賞の受賞者を発表した。

2020年12月 エラスムス彗星が5等前後

2020/11/24
11月下旬から12月上旬、エラスムス彗星(C/2020 S3)が5等前後まで明るくなると予想されている。明け方の南東の低空に見える。

10月17日にオンラインで「彗星×小惑星」神山天文台シンポジウム

2020/10/05
10月17日(土)、京都産業大学神山天文台の開設10周年を記念したシンポジウムが開催される。オンラインにてライブ配信。

2020年7月 レモン彗星が6等前後

2020/06/26
6月から7月にかけて、レモン彗星(C/2019 U6)が6等前後まで明るくなると予想されている。夕方から宵の西の空に見える。

2020年7月 ネオワイズ彗星が3等前後

2020/06/26
7月ごろ、ネオワイズ彗星(C/2020 F3)が3等前後まで明るくなると予想されている。中旬以降に夕方から宵の北西の空に見える。

リュウグウの6割は有機物かもしれない

2020/06/25
「はやぶさ2」が得たリュウグウの観測データに基づく計算から、リュウグウは60%以上が有機物で構成されているという結果が得られた。元は彗星の核だった可能性もある。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

トロヤ群彗星ではなかったP/2019 LD2

2020/06/01
木星の前後に軌道を持つトロヤ群の小惑星として発見され、のちに彗星として再分類された「P/2019 LD2」の軌道を調べたところ、一時的に木星周囲の軌道に閉じ込められているだけの「よそ者」であることがわかった。

木星のトロヤ群に彗星を初めて発見

2020/05/27
2019年6月に木星のトロヤ群にある天体として発見された「2019 LD2」は、彗星であることがわかった。木星のトロヤ群の天体が彗星として確認されたのは初めてとなる。

20個以上に分裂したアトラス彗星をHSTが撮影

2020/05/08
ハッブル宇宙望遠鏡が太陽に近づきつつあるアトラス彗星を撮影した。20個以上の破片に分裂している様子がとらえられている。

ボリソフ彗星からの水が示す活動性や太陽系彗星との相違

2020/05/07
史上2例目の恒星間天体であるボリソフ彗星が水分子を放出する様子が観測された。太陽系の彗星とは異なる特徴がいくつか見つかっている。

外来のボリソフ彗星、太陽系の彗星と異なる組成

2020/04/24
史上初めて発見された恒星間彗星「ボリソフ彗星」を観測したアルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡のデータから、ボリソフ彗星は太陽系の彗星と比べると一酸化炭素の量が非常に多いことが明らかとなった。

2020年5月 スワン彗星が5等前後

2020/04/24
5月から6月にかけて、スワン彗星(C/2020 F8)が5等前後まで明るくなると予想されている。非常に低いため、観察の難易度は高い。

他の彗星よりも暖かい場所で誕生したジャコビニ・チンナー彗星

2020/04/17
10月りゅう座流星群の母天体としても知られるジャコビニ・チンナー彗星について、水に対する二酸化炭素の存在量比が他の彗星と比べると特に小さいことが判明した。この彗星が他の彗星よりも暖かい場所で形成された可能性を示唆する結果である。

2020年4月 アトラス彗星が7等前後

2020/03/25
4月から5月ごろ、アトラス彗星(C/2019 Y4)が見やすくなると期待されている。4月中は宵の北西の空に見え7等前後の見込みだ。

彗星の色の変化を追いかける

2020/02/13
探査機「ロゼッタ」により得られた2年分のデータから、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の色が太陽からの距離によって変化していたことが示された。太陽から遠い時にはコマが青く核は赤く、太陽に近づくとその反対になっていたようだ。

彗星と星形成領域にリンを含む分子を検出

2020/01/30
大質量星形成領域の観測データと彗星の探査データから、星形成領域と彗星の両方に一酸化リンが存在していることが示された。生命に必須の元素が作られてから地球にもたらされるまでの過程をつなぐ結果である。