2019年4月12日 水星が西方最大離角

このエントリーをはてなブックマークに追加
4月12日、明け方の東の低空に見えている水星が、太陽から最も離れて西方最大離角となる。

星図

明け方の東の低空に見えている水星が、4月12日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。

日の出45分前の高度は約3度と非常に低く、最大離角とはいえ、とても見づらい。近くに輝く明けの明星の金星が目印となるが、金星もかなり低いので、低空まで見晴らしの良いところで探そう。双眼鏡では金星と同一視野内に見える。水星と金星は17日ごろに最接近する

地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがないので、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見えない。今回のように太陽から西側に最も離れる「西方最大離角」のときには、日の出前の東の低空に見える。

3月から4月の見え方
3月から4月の、日の出30分前の水星と金星の位置(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は等級

〈関連リンク〉