AstroArts Topics

太陽系

土星の環の起源は近くを通ったカイパーベルト天体

2016/10/18
土星の環の起源に関する新たなモデルが提唱された。約40億年前に大きめのカイパーベルト天体が土星の近くを通過した際に破壊され、その破片から環が形成されたようだ。

新たな太陽系外縁天体2014 UZ224

2016/10/14
冥王星の2倍以上も遠いところを1100年以上かけて公転する太陽系外縁天体が見つかった。将来は準惑星に分類されるかもしれない。

「キュリオシティ」、火星探査の次章へ

2016/10/07
火星着陸から4年以上が経過した探査車「キュリオシティ」のミッションは10月1日から2年の延長期間に入り、新たな章のスタートを切った。これまで訪れた中でおそらく最も景色の良い場所を後にしたキュリオシティは、次なる目的地を目指して移動中だ。

ロゼッタ、彗星に衝突しミッション終了

2016/10/03
2年以上にわたって彗星の周回探査を続けてきた探査機「ロゼッタ」の歴史的なミッションが9月30日、探査機を彗星に衝突させて終了した。

ロゼッタのグランドフィナーレ、30日に彗星衝突

2016/09/29
2014年からチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の周回探査を続けてきた探査機「ロゼッタ」が、9月30日にグランドフィナーレを迎える。ロゼッタ最後のミッションは、彗星への衝突だ。

木星の衛星エウロパに間欠泉らしき現象

2016/09/27
ハッブル宇宙望遠鏡の観測で、木星の衛星エウロパの表面から吹き出す間欠泉らしきものがとらえられた。地下から吹き出す水蒸気は200kmほどの高度にまで達しているとみられる。

クローズアップでとらえられた、崩れゆく池谷・村上彗星

2016/09/23
地球から約1億km彼方で池谷・村上彗星が一部崩壊している様子を、今年1月にハッブル宇宙望遠鏡が詳細に観測した。複数の塊がゆっくりと離れていく様子がとらえられている。

探査機「オシリス・レックス」打ち上げ、小惑星ベンヌからのサンプルリターン目指す

2016/09/09
NASAの小惑星探査機「オシリス・レックス」が、日本時間9日午前に打ち上げられた。2018年に探査目標の小惑星「ベンヌ」に到着し、サンプルを採取して2023年に地球に戻ってくる予定だ。

小惑星イトカワの帰還サンプルに見られる微小クレーター

2016/09/08
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った「イトカワ」のサンプル分析で、1つの粒子に多数の微小クレーターが見つかった。イトカワ表面で天体衝突が起こった時に発生した微小破片により作られた二次クレーターだという。

行方不明だった「フィラエ」が見つかった

2016/09/07
彗星着陸後に行方不明となり今年7月末に運用終了となった探査機「フィラエ」が見つかった。親機「ロゼッタ」のミッション終了まで残り1か月というギリギリのタイミングでの朗報だ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

初めて接近観測された木星の両極、多数の嵐や巨大オーロラ

2016/09/05
木星探査機「ジュノー」が初の木星フライバイ時にとらえた画像が公開された。縞や帯がなく多数の嵐が渦巻く北極や、赤外線で見た南極の巨大オーロラなどが写し出されている。

探査機「ジュノー」、木星を初フライバイ

2016/08/30
今年7月に木星周回軌道へと入ったNASAの探査機「ジュノー」が、8月27日に第1回目の木星フライバイを実施した。観測機器はすべて正常に稼働したことが確認されている。

太陽観測衛星「STEREO-B」、約2年ぶりに通信復活

2016/08/25
2014年10月から通信が途絶えていたNASAの太陽観測衛星「STEREO-B」との通信が、今月21日に復活した。

海王星以遠を惑星と逆方向に公転する氷の塊「Niku」

2016/08/19
近年、新たに発見された複数の太陽系外縁天体によって、惑星の成り立ちや太陽系の歴史の再考が迫られている。惑星とは逆方向に公転している小天体「Niku」も、そうした天体の一つだ。

重力データから明らかにされたケレスの内部構造

2016/08/10
探査機「ドーン」の動きの計測から、準惑星ケレスの内部構造が明らかにされた。ケレスの密度が地球や月などに比べてはるかに低いことが確かめられ、ケレス内部がいくつかの層に分かれていることが示された。

「フィラエ」が運用終了 史上初の彗星着陸探査

2016/08/09
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星で史上初の彗星地表探査を行った着陸機「フィラエ」が、7月27日に運用終了となった。フィラエは昨年7月から通信が途絶えた状態が続いていた。

摂氏1300度にも達する木星の大赤斑上空

2016/07/29
赤外線観測で木星の上層大気の温度を調べたところ、大赤斑の上空が周囲よりもかなり高いことが明らかになった。

オーロラエネルギー取り込みの仕組みを衛星観測で解明

2016/07/27
オーロラ爆発のエネルギー源となる太陽風の地球磁気圏への取り込みが、約7万kmの広範囲にわたって5時間以上継続することが、人工衛星ジオテイルとMMSの観測から明らかにされた。エネルギーの取り込みが磁気リコネクションによって起こることを示す結果である。

ISSからの流星観測プロジェクト「メテオ」始動

2016/07/26
千葉工業大学惑星探査研究センターが進める、国際宇宙ステーションからの流星観測プロジェクト「メテオ」が今月7日に観測を開始した。

冥王星最接近から1年 研究者が選ぶ「ニューホライズンズ」の10大発見

2016/07/20
探査機「ニューホライズンズ」が冥王星のフライバイ観測を行ってから7月14日で1年を迎えた。現在までのニューホライズンズによる発見トップ10などを挙げながら、2015年7月14日を振り返ってみよう。