AstroArts Topics

M型矮星

海を持つ惑星は赤色矮星の周りに意外と多く存在する可能性

2022/10/06
原始惑星系円盤から水素を取り込む過程を考慮すれば、太陽より低温の赤色矮星の周りには海を持つ惑星が従来の予想よりも多く存在することがシミュレーションによって明らかにされた。

すばる望遠鏡、暗い低温度星の化学組成を明らかに

2022/04/05
すばる望遠鏡の近赤外線高分散分光器IRDによって、太陽よりも小型で低温のM型矮星13個について、従来観測が困難だった化学組成が明らかになった。

幼年期の星で海王星サイズの惑星を発見

2020/06/29
一人前の恒星になる前段階の星を公転する惑星が見つかった。距離が地球に近く、微粒子の円盤が惑星と共存する段階にあって、惑星形成モデルの検証に役立ちそうだ。

「第二の地球」候補、TRAPPIST-1惑星系の公転軌道面は傾いていない

2020/05/21
すばる望遠鏡による観測から、太陽系外惑星系「TRAPPIST-1」の惑星の公転軌道面が、太陽系の惑星と同様に主星の自転軸に対してほぼ垂直であることがわかった。地球に似た環境の惑星で、このような関係が示されたのは初めてのことだ。

低温のM型矮星を回る系外惑星を15個発見

2018/03/02
天の川銀河の多数派である、軽くて低温の「M型矮星」10個の周りに計15個の惑星が新たに見つかった。液体の水が存在するかもしれない惑星の存在や、太陽型恒星をめぐる惑星との統計的な共通点も判明しており、これまであまり探索が進んでいなかったM型矮星の周囲の惑星を知る重要な情報となる。

小さな中心星の周りに巨大ガス惑星NGTS-1 b

2017/11/08
チリ・パラナル天文台に設置されている観測設備「次世代トランジットサーベイ(NGTS)」が初めて系外惑星を発見した。質量の小さなM型矮星の周りを回る巨大惑星は、従来の理論からすると意外な存在だ。

系外惑星プロキシマケンタウリbの宇宙天気予報

2017/04/07
太陽系から最も近い恒星「プロキシマケンタウリ」の周りを回る系外惑星「プロキシマケンタウリb」では恒星風の圧力が相当強く、惑星大気に悪影響が及んでいるようだ。