AstroArts Topics

赤色超巨星

超新星爆発直前の星に起こった変化を初めて検出

2022/01/12
特異な活動を示した赤色超巨星が、130日後に超新星爆発を起こした。最期に見せた活動は、超新星前の星は比較的穏やかだという、従来の見方を覆すものだ。

ベテルギウスと比べても桁違い、おおいぬ座VY星の質量放出

2021/03/11
最大級の恒星おおいぬ座VY星の周囲に過去200年以内に放出されたガスや塵が見つかり、観測記録に残る大幅な減光と関連付けられることがわかった。

赤色超巨星の表面温度を正確かつ手軽に測定する新手法

2021/03/04
超新星爆発前の大質量星の姿である赤色超巨星は、表面温度を正確に測定するのが難しいとされてきたが、鉄原子が吸収する赤外線スペクトルを調べるだけという手軽ながら高精度の新しい手法が開発された。

ぶ厚い彩層を持つアンタレス

2020/06/22
アルマ望遠鏡とVLAで、さそり座の1等星アンタレスの高分解能観測が行われた。アンタレスの彩層は非常に厚く、その温度は太陽の彩層よりかなり低いようだ。

明らかになった大質量星の最期の姿

2018/09/10
大質量星が一生の最期に起こす超新星爆発の直前に大量のガスを放出し、星が厚いガスに覆われることが、数百通りのシミュレーションと観測データの比較から明らかになった。

赤色超巨星に予想外の強力な磁場

2018/04/25
赤色超巨星は大きく膨らんでいて回転が遅いことなどから、強い磁場は持たないと予測されていたが、特異な赤色超巨星「おおいぬ座VY星」の電波観測から、強力な磁場が世界で初めて検出された。

表面と大気が詳細に観測されたアンタレス

2017/08/29
ヨーロッパ南天天文台のVLT干渉計で赤色超巨星「アンタレス」が詳細にとらえられた。太陽以外の恒星で大気中の物質の速度分布図が作成されたのは初めてのことだ。

アルマ望遠鏡がとらえたベテルギウス

2017/06/30
アルマ望遠鏡が電波で観測した、赤色超巨星ベテルギウスの画像が公開された。

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