AstroArts Topics

星形成

銀河団中の銀河が星の材料を失うメカニズム

2021/11/11
おとめ座銀河団の観測から、銀河が超高温プラズマ内を高速で移動することで星の材料となるガスが引き剥がされ、星形成活動が抑制されることが判明した。

100億年前の宇宙で成長中の銀河団

2021/11/02
宇宙背景放射観測衛星「プランク」が検出した明るいサブミリ波源をすばる望遠鏡などで観測することで、約100億年前の宇宙にある「原始銀河団」が見つかった。

初期宇宙でもう星の材料を使い切った銀河たち

2021/10/06
多くの銀河で星形成が活発だった約110億年前の宇宙に、星の材料となる冷たい水素ガスが枯渇して星が生まれなくなっている銀河が6つ見つかった。

星が誕生する環境は、銀河内の位置によって異なる

2021/06/17
星が誕生する現場である分子雲を、90個の銀河で合計10万個観測した調査によって、銀河内の位置によって分子雲の性質は異なることが初めて明らかにされた。

赤ちゃん星は予想外に大食い?オリオン座大星雲の観測で判明

2021/04/21
オリオン座大星雲にある分子雲コアと原始星の観測から、分子雲コアが収縮して星が誕生するときには周囲からも大量のガスを取り込むらしいことが明らかになった。

矮小銀河の衝突が天の川の星形成を促し、太陽も誕生させた可能性

2020/05/29
位置天文衛星「ガイア」の観測データを利用した研究から、天の川銀河で星の誕生が増えた時期が3回存在することが判明した。そのタイミングは、過去に3度にわたって天の川銀河に「いて座矮小銀河」が衝突したときと一致するという。

野辺山45m電波望遠鏡の電波地図から見えた星形成の現場

2020/03/30
国立天文台野辺山宇宙観測所の45m電波望遠鏡の広い視野を活かし、太陽系近傍の3つの星形成領域を世界最高級の解像度で描いた広域の電波地図が作成された。

天の川銀河外縁部の分子雲衝突候補天体の距離を精密測定

2020/03/18
天の川銀河の外縁部に位置する星形成領域「IRAS 01123+6430」までの正確な距離が測定され、従来の見積もりより約7000光年遠いことが明らかにされた。

オリオン座に潜む赤ちゃん星たちのポートレート

2020/02/28
オリオン座の星形成領域にある300個以上の原始星がアルマ望遠鏡などによって観測され、星を取り巻くガスと塵の円盤が高解像度でとらえられた。星や惑星の誕生メカニズムを研究するうえで重要な手がかりとなる。

彗星と星形成領域にリンを含む分子を検出

2020/01/30
大質量星形成領域の観測データと彗星の探査データから、星形成領域と彗星の両方に一酸化リンが存在していることが示された。生命に必須の元素が作られてから地球にもたらされるまでの過程をつなぐ結果である。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

天の川銀河最大級の星のゆりかごで見つかった多数の分子雲コア

2019/11/26
はくちょう座の方向に広がる巨大分子雲複合体で、星のたまごとなる分子雲コアが174個検出された。これらの分子雲コアは今後、大質量星や星団に進化すると予想される。

大質量星の形成現場、大マゼラン雲の「2羽の孔雀」

2019/11/19
大マゼラン雲の中に存在する、2羽の孔雀のように見える分子雲の様子がアルマ望遠鏡によって詳細に描き出された。この観測とコンピューターシミュレーションから、広がった分子雲の要の部分で複数の大質量星の誕生が引き起こされたことが示された。

星の生産工場はとても希少

2019/07/31
天の川の大規模分子雲サーベイプロジェクト「FUGIN」の観測データから、星の生産現場となる高密度ガスの量が、低密度ガスに比べて非常に少ないことが明らかになった。

銀河の星形成は「見かけ」によらない

2019/06/10
「銀河の形の違いが星形成効率の差を生み出す」というこれまでの定説を覆す結果が国立天文台野辺山の電波観測で得られた。「星形成の止まった銀河には楕円銀河が多い」という銀河の性質を説明するには別の理論が必要になるかもしれない。

大質量星が誕生する領域の化学組成とその進化

2019/03/14
野辺山45m電波望遠鏡による観測で、大質量星形成領域の進化の進み具合を調べる指標となる分子の組み合わせが見い出された。

星形成活動が劇的に上昇した大小マゼラン雲

2019/01/29
大マゼラン雲と小マゼラン雲の星の組成に関する詳細なマップが作成され、2つの銀河における星形成の歴史が再構築された。両銀河の星形成率は20億年前から急上昇していたようだ。

アルマ望遠鏡が明かす銀河内の「星の工場」

2019/01/18
アルマ望遠鏡による高解像度の観測から、これまで実証されていなかった進化の進んだ大きい銀河内部での星形成の謎が解き明かされようとしている。

銀河団に落ち込む銀河の星形成が止まる理由

2018/10/25
銀河団に落ち込む銀河では星形成が急に止まることが知られており、その原因として複数のプロセスが考えられている。様々な年代の銀河の観測によると、最大の要因は、銀河団の高温ガスにより銀河内の星の材料が引きはがされることのようだ。

マゼラン雲はかつて三つ子だった可能性

2018/09/26
大マゼラン雲中の星の大部分は時計回りに動いているが、反時計回りの星も知られている。最新のシミュレーション研究から、その起源が30億~50億年ほど前に大マゼラン雲と合体した未知の銀河である可能性が示された。

124億光年彼方で暴走するモンスター銀河

2018/08/30
アルマ望遠鏡による観測で124億光年彼方の「モンスター銀河」の分子ガス分布が高解像度で描き出され、この銀河で大量の星々が暴走的に生まれている様子が明らかになった。