AstroArts Topics

赤色巨星

ベテルギウスの爆発は10万年以上先になりそう

2021/02/12
ベテルギウスの明るさの変化を理論分析した結果、超新星爆発を起こすまでまだ10万年程度の時間が残されていることがわかった。

過剰なリチウムは赤色巨星の進化段階を示す

2020/10/12
一部の赤色巨星からは異常に多くのリチウムが検出されているが、その大半はヘリウムの核融合を開始した「クランプ星」であることが判明した。

連星系で作られた美しいガスの広がり

2020/02/10
連星系を構成する2つの星が織りなす、美しいガスの広がりが撮影された。年老いて大きく膨らんだ星のガスの広がりにもう一方の星が取り込まれ、そのガスが宇宙空間にまき散らされて作られたものだ。

赤色巨星からの風で生き返った中性子星

2018/03/12
大質量星の「死骸」である中性子星が赤色巨星とペアになっている連星系で、赤色巨星から吹き付ける風によって中性子星がX線を放射し始めるという珍しい現象がとらえられた。

赤色巨星の巨大粒状斑を直接撮影

2017/12/26
ヨーロッパ南天天文台のVLT干渉計により、赤色巨星「つる座π1星」の表面に存在する粒状斑がとらえられた。太陽以外の粒状斑の直接撮影は初めてのことで、一つ一つの大きさは差し渡し約1億2000万kmもある。

星の進化と共に大きく膨らんだホットジュピター

2017/11/30
赤色巨星の周りを回る、木星よりやや大きいが質量は木星の半分しかない惑星が2つ見つかった。高温の巨大ガス惑星「ホットジュピター」がなぜ大きいのかについて解明する手がかりの一つとなるかもしれない。

共生する不安定な星、みずがめ座R星

2017/06/09
生物学で「共生」とは、2つの生物が相互関係を持ちながら共に生きることを指す言葉だ。天文学でも同様に、「共生星」と呼ばれる種類の天体がある。そのなかの一つが変光星「みずがめ座R星」だ。

渦巻き模様が伝える星の最期のメッセージ

2017/03/07
年老いた星の周囲にガスの渦巻き模様がとらえられ、その模様の解析から、直接観測することができない連星系の軌道運動が導き出された。

赤色巨星から放たれる高温で巨大なキャノンボール

2016/10/11
死にゆく星の近くから放出されている、火星の2倍ほどの質量を持つ高温プラズマの塊が観測された。放出は8.5年ごとに起こり、過去400年間にわたって繰り返されてきたようだ。

150年ぶりの増光を見せている共生星ペガスス座AG星

2015/06/24
6月13日に共生星新星ペガスス座AGが7.7等まで明るくなり、実に約150年ぶりの増光を見せている。

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