AstroArts Topics

地球

形成直後の地球表層は原始生命に苛酷な環境だった

2023/05/11
地球マントルと同等の試料を超高圧で融解させる実験から、マグマの海で覆われていた形成直後の地球表層は、有機分子の生成率が低い酸化環境で、生命にとって非常に苛酷だったことが示唆された。

太陽フレアが生命の材料を作った可能性

2023/05/10
生まれたばかりの太陽は暗かったが、激しく活動して高エネルギー粒子をばらまいていた。その一部が地球に飛来し、大気に作用して生命の材料となるアミノ酸を生成していた可能性が、実験で示唆された。

ビザンツ帝国の日食記録から地球の自転速度変化をたどる

2022/09/22
ビザンツ帝国で観測された皆既日食の記録を精査することで、これまで手がかりが少なかった4~7世紀における地球の自転速度の変動が、従来より正確に復元された。

地球コア形成時に硫黄が果たした役割を解明

2021/07/01
地球内部を模した高温高圧実験から、鉄に取り込まれた硫黄は鉄と水素の反応を阻害することがわかった。誕生直後の地球において、硫黄は水素とともに鉄からなるコアと反応し、他の軽元素の取り込みを促進したかもしれない。

地球の水は9割以上コアに取り込まれた

2021/05/18
地球の形成過程でマントルと金属コアが分離したときの超高温高圧を実験で再現したところ、当時存在した水の9割以上が水素としてコアに取り込まれたことを示唆する結果が得られた。

8億年前、月と地球を襲った小惑星シャワー

2020/07/30
月面のクレーターの年代調査から、8億年前に月に小天体が相次いで衝突していたことがわかった。このとき地球にも天体が降り注ぎ、環境に影響を及ぼした可能性がある。

月は地球のマグマオーシャンからできた

2019/05/14
月の形成理論の一つ「ジャイアントインパクト説」の数値シミュレーションにより、月が原始地球のマグマオーシャンから作られた可能性が示された。

宇宙から解明された地球の岩石圏の磁場

2017/03/24
人工衛星「Swarm」が地球の岩石圏の磁場を詳細に観測し、地球の殻に残された磁場の歴史の一部を紐解いた。5億4000万年以上前に起こった隕石衝突の結果と思われる異常も見られる。

地球のオーロラからのX線

2016/01/27
通常はブラックホールや超新星などを観測しているヨーロッパ宇宙機関の天文衛星「インテグラル」が、地球のオーロラから放射されたX線をとらえた。

スイングバイまであと3日 「はやぶさ2」がとらえた月と地球

2015/11/30
12月3日に地球スイングバイを行う小惑星探査機「はやぶさ2」が、11月26日に月と地球を同時に撮影し、画像が公開された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

DSCOVRがとらえた美しい地球

2015/07/27
人工衛星「DSCOVR」が約150万kmの距離から撮影した、美しい地球の画像が公開された。

地球磁気圏にプラズマが作るチューブ状構造を初検出

2015/06/04
電波干渉計「MWA」による立体観測から、地球磁気圏にプラズマが作るチューブ状の構造が初めて検出された。