AstroArts Topics

中性子星

増光がついに一段落した重力波源のX線

2018/06/05
昨年8月に重力波「GW 170817」が検出されてから数か月が経ち、X線の残光がついに増光のピークを迎えたようだ。今後は徐々に暗くなるとみられるが、その正体について新たな疑問も浮かんでいる。

ロングガンマ線バーストと超高輝度超新星との関係

2018/04/20
太陽の100億以上も明るく輝く超高輝度超新星と、強力なガンマ線放射が数秒以上続くロングガンマ線バーストの起源が、どちらも中性子星の一種「マグネター」であるとする統一モデルが発表された。自転軸と磁気軸のわずかなずれがエネルギーを発生させているという。

光のリングから同定された、孤立した中性子星

2018/04/12
小マゼラン雲の超新星残骸の中にリング状のガスが見つかり、その中心に存在するX線源が、超新星爆発の後に残された孤立した中性子星であることが確認された。

赤色巨星からの風で生き返った中性子星

2018/03/12
大質量星の「死骸」である中性子星が赤色巨星とペアになっている連星系で、赤色巨星から吹き付ける風によって中性子星がX線を放射し始めるという珍しい現象がとらえられた。

自転していない中性子星の限界質量

2018/01/22
中性子星の質量はほとんどが太陽質量の1.4倍前後だが、なかには太陽の2倍以上の質量を持つものも見つかっている。最新の研究によると、自転していない中性子星の限界質量は太陽の2.16倍になるという。

強磁場が荒れ狂う高速電波バーストの源

2018/01/15
高速電波バーストと呼ばれる起源不明の現象について、世界最大級の電波望遠鏡で観測が行われ、バースト源はきわめて磁場の強い極限環境にあることが明らかとなった。

重力波観測から導かれた中性子星の半径

2017/12/08
今年8月にとらえられた重力波GW170817の観測データに基づくシミュレーションによって、中性子星の半径について精密な下限値が導かれた。

光の偏りの小ささを観測、中性子星合体で金が作られることを独立に示唆

2017/10/24
8月17日に重力波が検出された中性子星同士の合体現象について、光の偏りが小さいという観測結果が得られ、金などの重い元素が中性子星合体で作られていることが光の明るさの観測とは独立に示された。

【レポート】「重力波天体が放つ光を初観測」記者会見

2017/10/20
10月17日に東京大学で開催された記者会見「重力波天体が放つ光を初観測〜日本の望遠鏡群が捉えた重元素誕生の現場〜」の様子を、星ナビ連載「天文台マダムがゆく」著者の梅本真由美さんがレポート。

連星中性子星の合体からの重力波を初検出、電磁波で重力波源を初観測

2017/10/17
8月17日、連星中性子星の合体によって発せられた重力波が初めて検出された。直後から世界中の望遠鏡や天文衛星で観測が行われ、初めて重力波源が電磁波でもとらえられた。理論的に予測されていた、中性子星合体に伴う電磁波放射現象「キロノバ」の発生も初めて確認されている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

星の死のあとに再び誕生する惑星

2017/07/12
系外惑星は中性子星の周りにも発見されているが、中性子星がどのようにして惑星形成に必要な物質を獲得するのかに関する研究成果が発表された。

超新星残骸「カシオペヤ座A」をモデルで再現、ニュートリノ駆動の爆発を支持

2017/06/28
超新星残骸「カシオペヤ座A」の物質の空間分布や量、膨張速度などがコンピューターシミュレーションで再現された。中性子星からのニュートリノが超新星爆発を引き起こすという理論を支持するものだ。

太陽の数兆倍の磁場を持つパルサーの正体

2017/01/11
静かなパルサーと考えられていた天体に、マグネターのような激しいX線バーストが観測された。この天体特有のものなのか、パルサーとマグネターは一つの天体の異なる進化段階であることを示す結果なのかは、わかっていない。

不可思議な量子効果「真空複屈折」を示唆する初の観測成果

2016/12/01
強力な磁場を持つ超高密度天体である中性子星の観測から、80年前に予測された量子効果「真空複屈折」の証拠となる現象が初めて観測的に示されたとする研究成果が発表された。

スパコンで探る、謎の超高輝度X線パルサーの正体

2016/09/14
X線で極めて明るく輝く天体のうち周期的な明滅が見られるものについて、その中心天体がブラックホールではなく中性子星でも明るく光り得ることが、スーパーコンピュータ「アテルイ」による計算で示された。

マグネターが生み出す超高輝度超新星の輝き

2016/03/30
通常の超新星より極度に明るい超高輝度超新星のうち特異な2天体について、その超高輝度の要因がマグネターであるという理論モデルを検証し、結果が観測データとよく一致することが示された。超高輝度超新星となるような恒星の内部構造解明への手がかりやこうした天体の起源などに関する新しい知見が得られることが期待される。

コンパス座X-1を取り巻くX線リング

2015/06/29
X線連星「コンパス座X-1」の周りに4重のリングが見つかった。X線を反射したエコーが見えているもので、その大きさやX線が届く時間差から、コンパス座X-1までの距離が明らかにされた。

超新星爆発での元素合成シナリオを支持、r過程元素の起源解明へ前進

2015/05/14
理化学研究所などの研究チームが、中性子を大量に取り込んだ原子核110個を人工的に生成し、その寿命(半減期)を高精度で測定することに成功した。爆発的天体現象で金やウランなどの重い元素が一気に作られる「r過程」を解明する重要な鍵となる。