AstroArts Topics

銀河進化

120億年前の初期宇宙で衝突合体中の赤ちゃん銀河

2023/10/05
120億年前の初期宇宙で2つの赤ちゃん銀河が衝突合体する様子が、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって観測された。

JWSTとアルマ望遠鏡のタッグで、最遠方の原始銀河団をキャッチ

2023/09/27
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡が131億光年彼方の原始銀河団を観測し、銀河が密集したコア領域で急速に銀河が成長する兆候がとらえられた。シミュレーションでは数千万年以内に銀河が合体し大きな銀河となることも示された。

約120億年前の宇宙に存在する大質量楕円銀河の祖先

2018/11/29
すばる望遠鏡による観測で、約120億年前の宇宙に存在する大質量楕円銀河の祖先の形態が明らかにされた。大質量楕円銀河の形成の謎を解き明かす上で鍵となる重要な成果である。

AIを使った遠方銀河の「顔認識」

2018/04/27
ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された遠方銀河の画像に深層学習アルゴリズムを適用することで、その銀河の進化段階を判別するという研究成果が発表された。天文学における高度なAI活用時代の始まりだ。

自ら形を変える110億光年彼方の銀河

2017/09/15
すばる、ハッブル、アルマの3つの望遠鏡による観測研究から、110億光年彼方の銀河が円盤状の形をしており、その中心で銀河の形を変えるほどの激しい星形成が起こっている様子が明らかになった。銀河の進化過程が、定説となっている衝突合体以外にも存在したことを示す重要な証拠となる。

クジラ銀河の周りに見つかった多くの「銀河の化石」

2017/08/08
すばる望遠鏡の観測により、クジラ銀河の周りに「銀河の化石」ともいわれる恒星ストリームや矮小銀河が見つかった。銀河の歴史を解明する上で重要な手がかりとなると期待される。

銀河の「化石」が明らかにした大質量銀河の形成と進化

2015/09/30
ビッグバンから40億年後の宇宙に存在している、既に星形成活動を終えた銀河をすばる望遠鏡で観測したところ、遠方銀河の恒星の性質が近傍宇宙で観測される楕円銀河のものとよく一致することがわかった。また、恒星に刻まれた情報を元に銀河の祖先をあぶり出し、およそ110億年にわたる楕円銀河の進化の様子が描きだされた。

100億年前の宇宙に発見、突然星を作らなくなった「マエストロ」銀河

2015/09/10
すばる望遠鏡による大規模な輝線銀河の探査から、100億年前の宇宙に「星の生成が止まりつつある」大質量銀河が発見された。多数の超新星爆発によって起こる銀河風が原因で星生成が止まることを示唆する結果で、銀河進化の全体像を理解するうえで大きな成果だ。

丸い円盤銀河の出現時期は70億年前?

2015/03/11
京都大学、東京大学、国立天文台の研究者らがハッブル宇宙望遠鏡の撮像データを解析し、丸い円盤銀河の出現時期が宇宙年齢約60億年、現在から約70億年前の時代とみられることを明らかにした。

若い宇宙の早熟な銀河 131億年前の銀河に塵

2015/03/04
アルマ望遠鏡と超大型望遠鏡VLTの観測により、宇宙誕生から7億年後の銀河に初めて塵が検出された。塵の一部は天の川銀河と同じくらい成熟しており、短期間で銀河が急速に進化した証だという。

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