AstroArts Topics

超大質量ブラックホール

M87のジェットに横波を発見

2026/04/14
巨大楕円銀河M87の中心にある超大質量ブラックホールから噴き出すジェットに見られる周期的な揺らぎは、局所的な変動ではなく、ジェットの下流へ向かって約1年の周期で伝わる「横波」として振る舞っていることが明らかになった。

X線で調べる超大質量ブラックホール近傍の化学組成

2026/04/14
銀河中心のブラックホール周辺領域のX線観測から元素組成が測定され、太陽の20倍以上の質量を持つ星の大半が超新星爆発を起こさずにブラックホールへ崩壊するシナリオと整合する結果が得られた。

20年で20分の1に暗くなった、100億光年彼方の銀河

2026/04/03
100億光年彼方の銀河の明るさが、20年で20分の1に減少した現象が見つかった。銀河中心のブラックホールへ流れ込むガスの量が急激に減少したことが原因とみられる。

合体銀河の中心で暴れ出した怪物ブラックホールの風を観測

2026/03/12
日本のX線天文衛星「XRISM」の観測で、爆発的星形成の段階にある合体銀河で巨大ブラックホールから超高速の風が吹き出す様子が精密にとらえられた。

X線の“こだま”が描き出す巨大ブラックホール周辺の構造

2026/03/09
巨大ブラックホールからのX線が周囲のガスに反射して時間変化する様子が天の川銀河以外で初めて検出され、X線望遠鏡の解像度の限界を超える小さな構造が見つかった。

ブラックホールと暗黒物質が引き起こす銀河団の「嵐」

2026/02/24
X線天文衛星「XRISM」の観測で、銀河団の内部で暗黒物質と巨大ブラックホールがそれぞれ異なるスケールのガスの「嵐」を引き起こしている様子が精密にとらえられた。

理論上限の13倍の速さで物質を飲み込む巨大ブラックホール

2026/01/26
ブラックホールの成長速度が理論値の10倍以上というクエーサーが見つかった。X線と電波を強く出しており、巨大ブラックホールの成長理論に新たな視点をもたらしそうだ。

太陽で起こるガス加速とそっくり、活動銀河核の超高速ガス噴出

2026/01/08
近傍の活動銀河核の観測から、超大質量ブラックホール周囲の降着円盤で発生した超高速のガス噴出がとらえられた。太陽のプラズマ放出と同じメカニズムで引き起こされたとみられている。

潮汐破壊現象の偏光観測により、銀河中心の特異な構造を解明

2025/06/24
銀河中心で起こった恒星の破壊現象をすばる望遠鏡で偏光観測したところ、現象に伴うガスの噴出方向と銀河中心環境が空間的に直交するという特異な幾何構造が示唆される結果が得られた。

M87に2つめの超大質量ブラックホールは存在するか

2025/06/19
M87銀河から噴き出すジェットに見られる周期的な動きが、銀河中心に位置する2つめの超大質量ブラックホールの影響によるものだと仮定した場合に、理論的に推定されるブラックホールの質量範囲が示された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

超大質量ブラックホールの宇宙最大級集団「宇宙のヒマラヤ」

2025/06/10
4000万光年の範囲に11個のクエーサーが密集する、宇宙規模では極めてコンパクトな構造が見つかった。異なる宇宙構造の境界に存在しており、研究チームは「宇宙のヒマラヤ」と名付けている。

超大質量ブラックホールが撃ち出す超高速のガスの弾丸

2025/05/20
銀河中心の超大質量ブラックホールから噴き出る風は、大きなエネルギーを持つ弾丸のような離散的なものであることが、天文衛星XRISMの観測により明らかにされた。

129億年前の超大質量ブラックホール付近に熱いガスを発見

2025/03/12
アルマ望遠鏡の高解像度観測により、129億年前の宇宙に存在する超大質量ブラックホール付近に熱いガスが発見された。隠れた超大質量ブラックホールを探るうえで有用な手段になると期待される。

初期宇宙の銀河でもダークマターが優勢

2025/02/17
アルマ望遠鏡の観測データの分析から、130億光年彼方の2つの銀河を包むハローでダークマターが優勢であることが示された。

M87ブラックホール周囲の降着円盤の乱流が明るさの変化に影響

2025/01/28
楕円銀河M87の中心ブラックホールの観測とシミュレーションにより、2年間でリングの最も明るい部分が変化したことについて、ブラックホール周囲を回転するガス円盤の乱流が重要な役割を果たしている可能性が示された。

原始銀河団でブラックホール活動により一斉に活動を停止した銀河

2024/12/24
110億年前の宇宙にある原始銀河団の観測から、超大質量ブラックホールの活動により銀河が一斉に成長を終える様子がとらえられた。銀河団の歴史を解き明かす上で重要な研究成果だ。

M87のジェットから強力なガンマ線フレアを検出

2024/12/19
楕円銀河M87の中心部で2018年にガンマ線フレアが検出された。銀河中心の超大質量ブラックホールが活動期を迎えたものとみられ、超高エネルギー電磁放射のメカニズムの解明などが進展することが期待される。

天の川銀河中心の大質量ブラックホールの観測データを再解析

2024/11/01
天の川銀河中心の超大質量ブラックホール「いて座A*」の観測データについて、2022年に報告されたリング状の姿は真の像ではないと指摘する解析結果が発表された。

宇宙の夜明けに踊るモンスターブラックホールの祖先

2024/09/06
128億光年彼方のクエーサーのペアが、初期宇宙で最も明るい種類の天体「高光度クエーサー」の祖先であることがわかった。初期宇宙における天体の進化に関する重要な手がかりとなる成果だ。

「宇宙の夜明け」時代に見つかった双子の巨大ブラックホール

2024/06/24
すばる望遠鏡の画像から、129億年前の超遠方宇宙で合体しつつある巨大ブラックホールが見つかった。これほど古い宇宙で合体中の巨大ブラックホールが確認されたのは初だ。