AstroArts Topics
惑星状星雲
銀河の歴史を語る、周縁部の惑星状星雲たち
2020/10/14
楕円銀河M105の周囲に散らばる惑星状星雲の観測により、銀河の外側に古い世代の恒星が分布していることが示された。これらは銀河や銀河群の成長の軌跡とも言える。
スーパーチャンドラセカール超新星は「星の中」で起こる爆発か
2020/09/17
超新星LSQ14fmgは白色矮星を起源に持つIa型に分類されるが、極めて特異な性質を示す。研究によれば、この爆発は白色矮星が別の恒星の内部で起こしたものらしい。
ほんの60年前にジェットを噴出して変身し始めた老齢の星
2020/03/10
アルマ望遠鏡による、老齢の星を含む連星系の観測で、星から噴き出すジェットとその周囲の物質の分布が描き出された。わずか60年ほど前に噴き出したジェットによって星周囲のガス雲の形状が変形している様子が、高解像度でとらえられている。
連星系で作られた美しいガスの広がり
2020/02/10
連星系を構成する2つの星が織りなす、美しいガスの広がりが撮影された。年老いて大きく膨らんだ星のガスの広がりにもう一方の星が取り込まれ、そのガスが宇宙空間にまき散らされて作られたものだ。
惑星状星雲の中心に3時間周期の連星
2018/10/29
公転周期が3時間強の連星系が惑星状星雲の中心に見つかった。接触しそうなほど接近していることから、物質の流れ込みによって数千年以内には新星爆発を起こすとみられている。
あり星雲からの珍しいレーザー放射
2018/05/23
天文衛星「ハーシェル」による惑星状星雲「あり星雲」の赤外線観測で、星雲の中心にある白色矮星に伴星が存在することを示唆する珍しいレーザー放射が検出された。
50億年後、太陽が死ぬと何が起こるのか
2018/05/14
約50億年後に太陽が寿命の終わりを迎えると何が起こるのかは、これまではっきりとは明らかになっていなかったが、どうやら暗い惑星状星雲が形成されるらしいことが最新の研究から示された。
土星状星雲の不思議な構造
2017/10/03
ヨーロッパ南天天文台のVLTが観測した、みずがめ座の「土星状星雲」の画像が公開された。塵の分布が詳細にとらえられており、内外のシェル構造や波のような構造などが浮かび上がった。
赤色巨星から放たれる高温で巨大なキャノンボール
2016/10/11
死にゆく星の近くから放出されている、火星の2倍ほどの質量を持つ高温プラズマの塊が観測された。放出は8.5年ごとに起こり、過去400年間にわたって繰り返されてきたようだ。
瞬く間に生まれ変わったアカエイ星雲の中心星
2016/09/16
惑星状星雲の中心で輝く星の表面温度が下がっている様子が観測された。過去には温度上昇も見られており、両方の温度変化がとらえられた初の例となる。
カラフルな蝶の羽 ツインジェット星雲の輝き
2015/08/31
ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「ツインジェット星雲」の画像が公開された。蝶を思わせる左右に広がったカラフルな構造の内部には、中心星から吹き出した時速100万km以上ものジェットが存在している。
数十億年かけて渦巻銀河を飲み込んだ巨大楕円銀河M87
2015/07/01
ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)による観測で、おとめ座の巨大楕円銀河M87が中規模の渦巻銀河を飲み込んでいた痕跡が見つかった。手がかりを与えてくれたのは、M87に存在する惑星状星雲だ。
アルマ望遠鏡が描き出した、老齢の星ミラを取り囲む雲
2014/11/28
アルマ望遠鏡による観測で、くじら座の変光星ミラを取り囲む星雲の姿が明らかになった。連星系の2つの星から噴き出すガスが織り成す複雑な形状は、老いた星の姿がどのように作り出されるのかを調べる手がかりともなる。