AstroArts Topics
大規模構造
「富岳」で宇宙ニュートリノの高精度シミュレーションに成功
2021/11/04
スーパーコンピューター「富岳」で初期宇宙のニュートリノの大規模シミュレーションを行った計算が「ゴードン・ベル賞」の最終候補に選出された。
宇宙の初期状態を逆算する「時短テクニック」
2021/02/22
現在における宇宙の大規模構造から宇宙初期の密度ゆらぎを逆算し、インフレーション理論を検証する上で、「再構築法」と呼ばれる近似的手法が有効であることがわかった。
宇宙空間におけるニュートリノの運動の高精度シミュレーションに成功
2020/12/08
宇宙を高速で飛び交うニュートリノの集団的な運動を高精度にシミュレーションする計算手法が開発され、スーパーコンピューターとの組み合わせにより世界で初めて6次元数値シミュレーションが達成された。
宇宙の大規模構造の複雑な統計パターンを高速予言、人工知能ツール「ダークエミュレータ」
2020/02/12
宇宙の構造形成シミュレーションを元に構築された大規模なデータベースを学習した、人工知能フレームワーク「ダークエミュレータ」が開発された。任意の宇宙モデルにおける宇宙の大規模構造の観測量を正確かつ高速に予言でき、実観測データから宇宙の根源的な情報を素早く引き出すことが可能となる。
73億光年彼方の超銀河団の全貌
2019/10/28
すばる望遠鏡などの観測によって約73億光年彼方に存在する超銀河団の全貌がとらえられ、この超銀河団の領域が従来の観測結果の2倍以上も大きいことが判明した。
初期宇宙で初めて見つかった水素ガスの大規模構造「宇宙網」
2019/10/10
アルマ望遠鏡、すばる望遠鏡などの観測により、115億光年離れた宇宙に、銀河同士をつなぐように淡く帯状に広がった水素ガスの大規模構造「宇宙網」が初めて発見された。
深層学習モデルで宇宙構造の形成過程をすばやく正確にシミュレーション
2019/08/30
米国、カナダ、日本の国際研究チームが、人工知能技術を駆使して宇宙の複雑な3次元シミュレーションのモデルを作り上げることに初めて成功した。このモデルでは、宇宙の大規模構造が作られる過程を従来よりも正確かつ効率的に模倣することができる。
130億光年彼方の銀河の分布図を作成、大規模構造の成長速度の測定に成功
2016/05/12
すばる望遠鏡を用いた銀河サーベイ「FastSound」により、130億光年もの遠距離にある約3000個の銀河までの距離に基づく宇宙3次元地図が作られた。地図中で銀河の運動を詳しく調べることで、大規模構造が成長していく速度が初めて測定され、遠方宇宙でも構造形成速度が一般相対性理論の予想と一致することが確かめられた。
銀河中心ブラックホールの自転軸、宇宙の巨大網に沿う傾向
2014/11/21
欧州研究者らの観測から、明るい銀河の中心ブラックホールの自転軸の方向が、宇宙に広がる巨大な網の目構造に沿う傾向が見つかった。宇宙の進化プロセスを探るうえで重要なヒントになりそうだ。