いて座に今年3個目の明るい新星が出現

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8月19日、いて座に今年3個目となる新星が出現した。8等台と明るく、観察しやすい。

【2026年8月20日 高橋進さん/CBAT

米・テキサス工科大学のNMWサーベイチームより、8月19日2時33分(世界時、日本時では11時33分)に撮影した画像から、いて座に9.4等(CMOSノーフィルターでの等級)の新天体を検出したとの報告がありました。Gaia衛星のデータではこの位置に19.5等(G等級)の天体があり、これが増光したとすると、約10等級増光したということになります。

新星の位置
新星の位置。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成)

新天体出現の報を受けて、山口県の吉本勝己さんや世界各地の観測者によって確認観測が行われました。また、京都大学の田口健太さんが京都大学岡山天文台の3.8mせいめい望遠鏡で行った分光観測で、P Cygプロファイルを伴ったバルマー輝線などが観測され、この天体が古典新星であることが確認されました。

新星の画像
新星の画像(撮影:北極老人星さん。アストロアーツ 天体写真ギャラリーより)

新星のスペクトル
新星のスペクトル(提供:田口さん、せいめい望遠鏡

光度曲線
新星の光度曲線(CBAT、ATel、VSOLJデータより高橋さん作成)

新星は20日現在は8等台を推移しています。いて座ですので宵の南の空にあり、観測しやすい天体です。この機会にぜひ、新星の光度変化をお楽しみください。

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