たて座に赤い新星が出現

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7月8日、たて座に約17等級の新星が出現した。星間赤化の影響を受け、暗く赤い天体としてとらえられている。

【2026年7月13日 高橋進さん/Transient Name Server

DCAP(Daily CV Alert Project)プロジェクトのMinrui Ningさんたちにより、7月8日6時35分(世界時。日本時では15時35分)に米・パロマー天文台のZTFプロジェクトで撮影された画像から、15.06等(r等級)の新天体が検出されました。眼視などではおよそ17等級の暗い天体です。この天体はAT 2026stbと名付けられました。

分光観測を行ったイタリアのClaudio Balconさんは、星間赤化を受けた連続光と明るいHα輝線を観測しました。また、Jay Straderさんたちはチリ・セロ・トロロ汎米天文台のSOAR望遠鏡で分光観測を実施し、HαやO I、He Iの輝線をとらえました。Hα輝線には急激な膨張を示す特徴も見られています。これらのスペクトルから、新天体は星間赤化を受けた古典的新星と判明しました。

新星の位置
新星の位置(緑の矢印)。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成)
※緑の下にあるオレンジの矢印は4月に発見された別の新星の位置

今回の新天体は今年たて座の領域で出現した2個目の新星です。全天88星座のうち5番目に小さいたて座ですが、天の川の流れ(銀河面)に沿った位置にあるため新星は比較的多く、これまでに700個以上がカタログ化されています。

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