AstroArts Topics

ヘッドライン

宇宙線電子の高エネルギースペクトルに、ほ座超新星残骸が大きく寄与

2023/12/18
国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の宇宙線電子望遠鏡「CALET」が、7.5TeVに至る宇宙線電子のエネルギースペクトル測定に成功した。高エネルギー領域では電子加速源候補として「ほ座超新星残骸」の寄与が大きい可能性が示唆されている。

リュウグウの岩石試料が始原的な隕石より黒いわけ

2023/12/15
リュウグウ試料と始原的なCIタイプ隕石はよく似ているとされるが、リュウグウ試料のほうがずっと黒い。隕石を加熱して比較した実験から、隕石は地球落下後に明るくなったとみられ、その母天体は本来黒かったと示唆されるという結果が得られた。

西村さんが初の超新星発見、板垣さんは通算176個目の発見

2023/12/15
静岡県の西村栄男さんが12月7日、おとめ座の銀河に超新星2003zvqを発見した。彗星など多数の新天体を発見してきた西村さんだが超新星発見は初めて。また、山形県の板垣公一さんは9日、おとめ座の銀河に超新星2023zgxを発見した。板垣さんの超新星発見は今年6個目、通算176個目。

星座八十八夜 #48 神と人間の双子「ふたご座」

連載・読み物
2023/12/15
「冬の大六角形」の東側にあるのが〈ふたご座〉です。頭の星カストルとポルックスは、ギリシア神話の双子の名前にちなんで付けられています。ほとんど同じ明るさで、銀色と金色に並んで輝きます。

2023年12月23日 こぐま座流星群が極大

2023/12/15
12月23日、こぐま座流星群の活動が極大となる。23日未明から明け方が見ごろだが、数は少ない。

2023年12月22日 ベスタがオリオン座で衝

2023/12/15
2023年12月22日、小惑星ベスタがオリオン座で衝(太陽‐地球‐ベスタがまっすぐに並ぶ位置関係)となる。

天体撮影ソフト「ステラショット3」本日発売!

2023/12/13
天体撮影ソフト「ステラショット」の最新版「ステラショット3」が、本日12月13日(水)に発売されました。同時に「3.0aアップデータ」やGearBox用の新ファームウェアを公開しました。また、本日19時よりYouTubeライブにて「新発売スペシャルライブ」も実施します。

「はやぶさ2♯」の目標天体2001 CC21命名キャンペーン

2023/12/13
探査機「はやぶさ2」が2026年7月にフライバイ予定の小惑星「2001 CC21」の名称を募集するキャンペーンが始まっている。締め切りは2024年5月9日。

小惑星レオーナによるベテルギウスの食、世界各地で観測

2023/12/12
史上初となる「小惑星によるベテルギウスの食」が予報された12日、世界各地で観測が行われた。赤色超巨星ベテルギウスの視直径が、その前を通過した小惑星レオーナの視直径を上回る「金環食」となった可能性が高い。

遠方宇宙に多数の活動的な大質量ブラックホールが存在

2023/12/12
120~130億年彼方の遠方宇宙に、従来予想の50倍に当たる10個の活動的な大質量ブラックホールが見つかった。誕生から20億年程度の初期宇宙に、すでに多数の大質量ブラックホールが存在していたことを示す成果だ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

星座八十八夜 #47 馬車をあやつり天を駆ける王「ぎょしゃ座」

連載・読み物
2023/12/12
子ヤギを抱いた老いた王の姿をした星座です。明るい星が多く、見つけやすい形をしているのですが、意外と知られていません。全天で一番北にある1等星のカペラが目印です。

100年前の黒点観測記録が太陽活動の長期変動の研究に貢献

2023/12/11
三澤勝衛さんによる約100年前の黒点観測記録を現行のものと比較した結果、13年にわたる長期安定性が確認され、長期の太陽変動に関する参照データとしての重要性が認識された。

天の川銀河中心の100億歳の星は別の銀河からやってきたか

2023/12/08
天の川銀河の中心にある恒星をすばる望遠鏡で観測したところ、この星の年齢が100億歳以上で、別の矮小銀河で誕生したものらしいことが明らかになった。

星座八十八夜 #46 ラカイユの科学実験シリーズ「レチクル座」

連載・読み物
2023/12/08
天体望遠鏡のファインダー(照準器)を表した星座です。昔はここに、〈とけい座〉と並んで、日時計の星座がありました。1月の21時ごろが見ごろでしょう。

2023年12月15日 ふたご座流星群が極大

2023/12/08
2023年12月15日、三大流星群の一つに数えられるふたご座流星群の活動が極大となる。12月14日の宵から15日の明け方が見ごろ。

リュウグウ試料が示す、生命材料の輸送経路

2023/12/07
小惑星リュウグウの試料の分析で、砂の表面が窒化鉄に覆われていることが示された。生命材料となり得る窒素化合物が、太陽系の遠方から地球軌道付近まで輸送された可能性を示唆する結果である。

旭川市科学館「サイパル」のデジタルプラネタリウムがリニューアル

2023/12/07
北海道旭川市の科学館「サイパル」のデジタルプラネタリウムがリニューアルした。これまで以上に幅広い天文シミュレーションが可能になっている。

M31の再帰新星、1年ぶり16回目の新星爆発を確認

2023/12/06
約1年周期で爆発するアンドロメダ座大銀河の新星M31N 2008-12aの、通算16回目となる増光が12月5日に観測された。

25日放送、国立天文台水沢が舞台のラジオドラマ「計算の神様」

2023/12/06
12月25日(月)、国立天文台水沢を舞台にしたラジオドラマがオンエアされます。計算係の女性にスポットをあてた「計算の神様」はどんな物語なのでしょうか。

共鳴し合う6つ子の系外惑星

2023/12/05
約100光年彼方の恒星の周りに、隣り合う惑星の公転周期が簡単な整数比で表される共鳴軌道にある惑星6つが発見された。