AstroArts Topics

ハッブル定数

ハッブル定数の食い違い、JWSTの観測でも裏付けられる

2024/03/18
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって複数の銀河のケフェイド変光星が1000個以上も精密に観測され、ハッブル定数の不一致問題が依然として存在することが確かめられた。

「ものさし」を組み合わせて宇宙膨張の過去と未来を明らかに

2023/08/25
天体までの距離を測る「ものさし」として使われる天体を複数種類組み合わせ、新しい統計的手法を活用した解析で、宇宙膨張に関わる宇宙論パラメーターの精度が向上した。

時間差で現れた超新星の重力レンズ像でハッブル定数を測定

2023/05/18
約1年の時間差で複数現れた超新星の重力レンズ像が、ハッブル定数の測定に初めて適用された。従来の測定手法2つのうち、宇宙背景放射から推定されたものに近い値が得られている。

超新星で探る宇宙膨張の歴史

2021/05/21
Ia型超新星の観測データからハッブル定数を算出したところ、観測する距離によって異なる値となった。宇宙の膨張に関わる物理法則を見直す必要があるかもしれない。

宇宙論の大前提がゆらぐ?宇宙膨張が方向によって異なる可能性

2020/04/15
宇宙は全ての方向に等しい速度で膨張していると考えられてきたが、800個以上の銀河団のX線観測データを用いた研究で、膨張速度に想定以上のばらつきが検出された。宇宙論に関わる重要な前提である「等方性」が成り立たない可能性を示唆する結果である。

重力レンズ効果を用いた新手法で宇宙膨張率を測定

2020/01/16
重力レンズ効果の影響を受けたクエーサーの観測により宇宙膨張率が求められ、初期宇宙の観測から得られる膨張率に比べ、局所宇宙の膨張率が予想以上に速いことを示唆する結果が改めて高い確実性で得られた。

二重クエーサー像の観測から推定するハッブル定数

2019/01/29
重力レンズ効果によって複数像に見えるクエーサーを利用して、宇宙の膨張率を表すハッブル定数を推定した研究結果が発表された。

ケフェイド変光星の距離改良で導かれたハッブル定数の不一致

2018/03/01
ハッブル宇宙望遠鏡の観測によるケフェイド変光星の距離の改良などを元にして、宇宙の膨張率を表す「ハッブル定数」がこれまでで最も高い精度で求められた。初期宇宙のマイクロ波背景放射の観測から求めた値とは明らかな差があり、新たな謎を生んでいる。

重力レンズが裏付け、予想より速い宇宙の膨張

2017/01/30
重力レンズ効果を利用して宇宙の膨張率を表すハッブル定数の値が調べられ、近傍宇宙の観測から求めた定数では従来の値との一致がみられたが、衛星「プランク」による初期宇宙観測に基づく値とは一致しないことが確かめられた。

予測よりも速い宇宙の膨張速度

2016/06/06
遠方銀河の距離の正確な測定から、ハッブル定数の値が73.2と高精度で求められ、宇宙の膨張速度が従来の予測よりも速いことが示された。

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