AstroArts Topics

明月記

日本の歴史資料から読み解く太陽活動の周期性

2023/05/02
日本の文献に残された過去1400年にわたる「赤気(オーロラ)」 の記録からは、太陽活動と地磁気の基本的な変動パターンが読み取れる。同時に、天変地異に対する当時の人々の反応もうかがえる。

過去3000年のオーロラ出現地域を計算、文献とも一致

2021/09/13
オーロラが見えやすい地域「オーロラ帯」の変化を過去3000年にわたり再現する計算結果が発表された。広範囲のオーロラと同時に起こりうる電力障害を想定し対策するための基礎となると期待される。

日本天文遺産に「明月記」と福島県「会津日新館天文台跡」を認定

2019/03/20
日本天文学会が創設した「日本天文遺産制度」の第1回目の遺産として、超新星や日食などの天文現象を書き留めた藤原定家の日記「明月記」と、会津藩の藩校・日新館に付属した「会津日新館天文台跡」が認定された。

『明月記』の記録などから解明、平安・鎌倉時代の連発巨大磁気嵐の発生パターン

2017/03/23
『明月記』などの古典籍に残されたオーロラの記述と、樹木年輪の炭素同位体比との比較などにより、平安・鎌倉時代における巨大磁気嵐の発生の詳細が明らかになった。

「明月記」の超新星記録を世界に紹介した射場保昭

2014/10/14
「明月記」の天文記録を世界に紹介し、超新星研究が進むきっかけを作ったアマチュア天文家・射場保昭の名を冠した小惑星が誕生した。その業績を紹介した展示が19日まで京都市で開催されている。