2021年10月30日 金星が東方最大離角

このエントリーをはてなブックマークに追加
10月30日、夕方から宵の南西の空で輝いている宵の明星の金星が太陽から最も離れて東方最大離角となる。

星図

夕方から宵に南西の低空に輝く「宵の明星」の金星が、10月30日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。

今シーズンの金星は5月ごろから年内いっぱいくらいまで夕空に見えているが、日の入り1時間後の高度が20度未満と低く、やや見つけにくいシーズンとなる。とはいえマイナス4等級と非常に明るいので、建物などに遮られなければ簡単に見ることができるだろう。日の入り後、まだ空が明るく金星が高い時間帯のうちに見つけておいて、空の色の変化と共に眺めてみよう。来月8日には月が金星を隠す金星食も起こる。日中の現象だが注目したい。

10~12月の見え方
10~12月の、日の入り1時間後の位置(場所の設定は東京)。金星の見かけの形状は大きく描いている

〈関連リンク〉