フライバイから半年、ニューホライズンズのデータ送信はまだまだ続く

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探査機「ニューホライズンズ」の冥王星フライバイから半年が経過した。ニューホライズンズはどんどん遠ざかりながら、膨大なデータを現在も少しずつ送信中だ。氷火山とみられる地形「ライト山」の高解像度画像が公開されている。

【2016年1月18日 NASA

探査機「ニューホライズンズ」は昨年7月14日の冥王星フライバイ時に、冥王星表面を複数のカメラで撮影している。公開された高解像度画像は、約4万8000kmの距離からLORRIカメラで撮影されたデータ(解像度は1ピクセルあたり450m)と、約3万4000kmの距離からRalph/MVICカメラでのデータ(解像度は1ピクセルあたり650m)を合成して作られたものだ。

ライト山
ライト山。かの「ハートマーク」領域の左下部分にあり、約230kmの範囲がとらえられている。クリックで拡大(提供NASA/JHUAPL/SwRI)

この氷火山と思われる地形は、ライト兄弟に因んで「ライト山」と(非公式に)呼ばれている。高さは4km、幅は約150kmと巨大なもので、もし本当に火山なら、太陽系外縁部に見つかったものとしては最大だ。

研究者たちは赤い物質が画像中まばらに分布している様子に注目しており、なぜもっと広範囲に広がっていないのかという謎を解き明かしたいと考えている。また、ライト山に衝突クレーターがたった1つしか見当たらない点も不思議なところだが、表面が比較的新しいことを意味しているのだろう。冥王星の歴史後期まで火山活動があったことを示唆しているのかもしれない。

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