【レポート】天文講習会「天体写真画像処理講座2018」の最終回を開催

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2018年12月8日(土)、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで「天体写真画像処理講座2018(全4回)」の最終回の講座を開催しました。今年の講座は終了ですが、2019年も「天体写真画像処理講座」を開催する予定です。

【2018年12月20日 アストロアーツ

パワーアップして2018年は4回シリーズで行ってきた、天体写真コンサルタント古庄歩さんによる「天体写真画像処理講座」の第4回が、12月8日(土)に東京・池袋コミュニティ・カレッジで開催されました。本講座最終となる第4回「フラット処理と最終仕上げ」も、前回と同様に定員40名の教室は満席という盛況ぶりでした。

講座は「周辺減光」や「光害」がどういうことなのかを図で示した後、それらを改善するための「フラット処理」が、内部でどんな理屈で計算しているのかを解説するところからスタートしました。そのうえで「ステライメージ」での周辺減光・カブリ補正のやり方を解説、またフラット補正に特化したソフト「FlatAidePro」での処理の仕方も紹介しました。

また、アドビシステムズの画像編集ソフト「Photoshop」のレイヤーの合成方法、天体写真に使えるフィルター類について、色調補正機能、擬似LRGB方法、ローカルコントラスト処理なども実演しました。画像処理でステライメージとPhotoshopを併用している方は多いと思いますが、かなり有益な内容でした。

最後に古庄氏自身がこれまでの天体写真撮影の経験で得た「撮影のテク」と「画像処理の心得」を紹介して、今年の「天体写真画像処理講座 」を締めくくりました。

受講者アンケートでは全員が「満足」「やや満足」と回答し、

  • 第4回の講座で、過去3回までが“理解”から“納得”に変わった
  • 曖昧に理解していたことがが理屈による説明で明確になりました
  • 理屈と図示の説明がたいへんわかりやすい
  • フラット処理の理屈がよくわかった
  • フラット補正の必要性と処理が理解できた
  • 天体写真でのPhotoshopの処置方法も聞けて有益だった

という感想が寄せられました。また今後の講座として、撮影機材の組み立てから撮影までを解説した実践編、ワークショップ方式での指導、オートガイド撮影解説というような、撮影方法に関する要望が多数ありました。

講座終了後、何名もの受講生の方が教室に残り、古庄さんに撮影や画像処理について質問する熱心な姿が見られました。2019年も池袋コミュニティ・カレッジにて「天体写真画像処理講座」を開催する予定です。開催日時が決定しましたら「天文講習会」のページでお知らせいたします。どうぞご期待ください。

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