AstroArts Topics

系外惑星

共鳴し合う6つ子の系外惑星

2023/12/05
約100光年彼方の恒星の周りに、隣り合う惑星の公転周期が簡単な整数比で表される共鳴軌道にある惑星6つが発見された。

蒸発する惑星が引き起こす「しゃっくり」

2023/08/02
若い赤色矮星を回る系外惑星から水素ガスが流出している様子が観測された。水素ガスは現れたり消えたりしており、その原因についていくつかの説が考えられている。

巨大惑星に収縮する前の塊、若い星の周囲で発見

2023/07/28
若い星の周りに分裂中の渦巻構造が検出された。木星のような巨大惑星は塵が降り積もって成長したという説が有力だが、この星では大きな塊が収縮することで惑星が生まれるかもしれない。

次々見つかる浮遊惑星、天の川銀河に1兆個以上存在か

2023/07/27
恒星の周りを回らない浮遊惑星が6個見つかり、そのうち1個は地球程度の質量だった。この発見は、浮遊惑星の方が星の周りを回る惑星より多く、その総数は天の川銀河で1兆個以上もある可能性を示唆する。

公式ブログ:ペガスス座51番星系で新星座を考える

連載・読み物
2023/07/14
時は3121年、星座制定委員会の委員である「アケオ・ヤマガタ」は、恒星間連絡船「アケボノ」のグランドビュー席に佇みながら、眼前に迫るペガスス座51番星(51Peg)の輝きを眺めていた。

火山活動の可能性がある地球サイズの系外惑星

2023/05/25
約90光年離れた星で見つかった系外惑星「LP 791-18 d」は、周りの惑星や恒星の影響で活発な火山活動が起こっている可能性があると同時に、地球のように大気を保持しているかもしれない。

アストロメトリと直接撮像の合わせ技で系外惑星を発見

2023/04/21
位置天文衛星「ガイア」の高精度の恒星位置データとすばる望遠鏡の最新装置を使い、新たな系外惑星が直接撮像で発見された。

「ケプラー」発見の天体で最も近い地球型惑星

2023/04/04
系外惑星探査衛星「ケプラー」のデータから、71光年離れた赤色矮星を約4日で公転する地球型惑星「K2-415 b」が見つかった。 ケプラーで発見された惑星の中では私たちから最も近い距離にある。

光合成の蛍光から系外惑星の生命を探す

2023/01/17
系外惑星に住む生命の兆候として、惑星の光から植物や光合成細菌が出す蛍光を検出する手法が検討されている。主星・惑星の条件によっては十分に検出可能だという。

低密度の系外惑星、「煮えたぎる海洋惑星」か

2022/12/22
恒星「ケプラー138」の周りを回る2つの系外惑星が、厚い水の層に覆われている可能性があると判明した。中心星に近いため表面の水は蒸発するが、高圧の深層では液体になっているかもしれない。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

地球型惑星の大気は強い紫外線に負けない

2022/12/20
低温度星の近くを公転する系外惑星は強いX線と紫外線を受けるため、すぐに大気を失うと考えられていた。これに対し、十分な冷却効果が働き大気を維持できるとするシミュレーション結果が発表された。

低温星のハビタブルゾーンで地球型惑星を発見

2022/09/13
表面温度が3000度以下の恒星LP 890-9の周りに、地球をやや上回るサイズの惑星が2つ見つかった。外側の惑星は水が液体で存在しうるハビタブルゾーンの中にある。

惑星系に名前をつけよう!太陽系外惑星命名キャンペーン2022

2022/09/13
国際天文学連合は、系外惑星とその主星につける名前を募集する「太陽系外惑星命名キャンペーン2022」を実施中だ。

JWSTが系外惑星を初めて直接撮影

2022/09/08
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が355光年の距離にあるガス惑星HIP 65426 bの姿をとらえた。JWSTが系外惑星を直接撮像したのは初めて。

系外惑星の大気から二酸化炭素を検出

2022/09/01
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測によって、太陽系外では初めて、惑星の大気中から二酸化炭素が検出された。

形成中の惑星を取り巻く円盤からガスを初検出

2022/08/15
推定160万歳という若い恒星系の中で生まれた惑星を取り巻く周惑星円盤らしき構造をアルマ望遠鏡がとらえ、周惑星円盤では初めてとなるガスの検出にも成功した。

すばる望遠鏡による低温の恒星を巡る惑星探し、最初の発見

2022/08/02
すばる望遠鏡の近赤外線高分散分光器による赤色矮星の戦略的観測プログラムで、最初の系外惑星が見つかった。ハビタブルゾーンから出たり入ったりする楕円軌道を持つ。

恒星に隠された系外惑星の光から大気の特性を解明

2022/04/27
巨大ガス惑星「ホットジュピター」25個の食現象の分光データから、この種の系外惑星が「集団」として持つ大気成分や温度の傾向などが示された。

太陽系と異なるプロセスで形成中の惑星

2022/04/08
200万歳という若さの星に、まさに形成中の惑星が見つかった。「ボトムアップ」で作られた太陽系の惑星と違い、「トップダウン」で生まれたと考えられている。

系外惑星が地球のような月を持てる条件

2022/03/29
地球には月という大きな衛星があり、生命にとって重要な役割を担っている。系外惑星の場合、惑星の質量が大きいとそのような衛星を持つことは難しくなるようだ。