夕空に輝く一番星の金星は、日の入り時の高度が25度を超え見やすくなってきた。東方最大離角は8月だが、最も高くなるのは日本では5月下旬から6月ごろだ。反対にゆっくりと高度を下げてきている木星との間隔が、だんだん小さくなっていく。夕方の日課として金星と木星を観察してみよう。19日と20日に細い月が近くにやってくる光景も見逃せない。
4月初めの「アルテミスII」ミッションでも話題になった月は地上から見ても美しい。とくに31日は今月2回目の満月で、俗に「ブルームーン」と呼ばれる。また、2026年の満月のうち地球から最も遠い=最も小さく見える満月でもある。青く見えたり、一目でわかるほど小さく見えたりはしないが、少し意識して眺めると楽しそうだ。
宵空には春の大三角が大きく広がる。うしかい座のアルクトゥールスは0等級、おとめ座のスピカは1等級、そしてしし座のデネボラは2等級と、星の明るさの違いが比較的わかりやすい。さらに、天頂に見えるりょうけん座のコルカロリを大三角に加えてできるひし形を「春のダイヤモンド」と呼ぶことがあるが、このコルカロリは3等級。それぞれの星を見つけたら、同じくらいの明るさの星を他にも探して、いろいろな星座をたどってみよう。
全天星図
東京で15日の20時ごろ、南に向かって見上げたときの星空です。月初は21時ごろ、月末は19時ごろに同じような星空になります。
大阪では約20分後、福岡では約40分後に同様の星空になります。
主な天文現象
| 6日 | (水) | みずがめ座η流星群が極大 |
|---|---|---|
| 14日 | (木) | 細い月と土星が接近 |
| 19日 | (火) | 細い月と金星が接近 |
| 20日 | (水) | 細い月と木星が接近 |
| 23日 | (土) | レグルス食 |
| カレンダー(月齢と天文現象) |
月、惑星
月
水星
- 上旬:見えない
- 中旬:見えない
- 下旬:夕方 -1.2等
- 15日:外合
- 18日:天王星と最接近
金星(▶ 特集ページ)
- 上旬:夕方~宵 -3.9等
- 中旬:夕方~宵 -4.0等
- 下旬:夕方~宵 -4.0等
- 1日:ヒヤデス星団と最接近
- 2日:アルデバランと最接近
- 13日:おうし座βエルナトと最接近
- 18日宵:細い月とやや離れて並ぶ
- 19日夕方~宵:細い月と接近
- 21日:ふたご座の散開星団M35と最接近
- 28日:ふたご座εメブスタと最接近
火星
- 上旬:明け方 1.2等
- 中旬:明け方 1.2等
- 下旬:明け方 1.3等
- 15日明け方:細い月と接近
木星(▶ 特集ページ)
- 上旬:夕方~深夜 -2.0等
- 中旬:夕方~深夜 -2.0等
- 下旬:夕方~宵 -1.9等
- 20日夕方~深夜:細い月と接近
- 29日:ポルックスと最接近
土星
- 上旬:明け方 0.9等
- 中旬:未明~明け方 0.9等
- 下旬:未明~明け方 0.9等
- 14日未明~明け方:細い月と接近
天王星
- 上旬:見えない
- 中旬:見えない
- 下旬:見えない
- 18日:水星と最接近
- 23日:合
海王星
- 上旬:見えない
- 中旬:明け方 7.9等
- 下旬:未明~明け方 7.9等
- 22日:小惑星ベスタと最接近
主な彗星(~10等前半)、小惑星(~8等前半)
テンペル彗星(10P)
- 下旬:未明~明け方 10等
小惑星ベスタ(4)
- 下旬:未明~明け方 8等
- 22日:海王星と最接近










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