【レポート】天文講習会「星空撮影入門」と「タイムラプス撮影入門」を開催

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2020年10月10日(土)と11日(日)、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで天文講習会「星空撮影入門」と「タイムラプス撮影入門」を実施しました。

【2020年10月14日 アストロアーツ

「星空撮影入門」と「タイムラプス撮影入門」の講座は当初、今年4月と6月に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で延期し、半年遅れて10月の開催となりました。感染拡大防止のため、教室は定期的に換気を行い、スタッフや受講者は入室前の検温やマスク着用を実施しました。また、密を避けるため受講者の定員数も少なくした上で、席も一定の距離が保てるようにして行いました。

両講座の講師は星景写真家・タイムラプスクリエイターの成澤広幸先生で、アストロアーツの天文講習会では初登場です。まず10日(土)の「星空撮影入門」では、星空を撮影する場合の機材や必要なアクセサリー、基本的なカメラの設定、撮影地の選び方や撮影マナー、注意点を説明しました。広澤さんの作例の多くは「ISO6400 f2.8、露出時間20秒から40秒」で撮影されていますが、星を“点”で撮影するための目安となる方程式も紹介しました。

翌11日(日)の「タイムラプス撮影入門」では、“タイムラプスとは何か?”という根本的なところからスタートし、作例を示しながら撮影から作成までのワークフロー、使用する機材やソフトウェアを紹介しました。タイムラプス撮影を行う場合の機材として、ビクセンのコンパクト赤道儀「ポラリエU」を使いながら、実際の操作はスマホアプリを使って行うことも示しました。

受講者は星空撮影を解説した成澤さんの書籍をすで購入されている方が多く、またYouTubeチャンネルの登録者の方もいらっしゃいました。講座終了後には機材の周りに集まって質問したり、書籍にサインをいただいたりしていました。

講座終了後のアンケートでは「話が具体的で初心者でもわかりやすかった」という感想が多数ありました。また「タイムラプス撮影というのがどういうものなのかということ、基本的なことがわかった」「ポラリエUでタイムラプス撮影ができることを知らなかった。ぜひ挑戦してみたい」という声もありました。一方で「もう少し「ポラリエU」の使い方についての説明がほしかった」という希望もありました。


次回の天文講習会は10月31日(土)より古庄 歩先生による「天体写真画像処理講座(全4回)」を行います。現在受講申し込み受け付け中です。各回の講座内容は「アストロアーツ 天文講習会」のページでご確認ください。多くの方のご参加をお待ちしています。

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星景写真撮影で星にピントを合わせるのをサポートするアクセサリー。バーティノフマスクの原理を応用。カメラレンズの前面に装着して使います。

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