【レポート】7月22日「デジタル一眼 星雲・星団撮影入門」講座

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7月22日(日)、初心者を対象にした「デジタル一眼 星雲・星団撮影入門」講座の3回目を都内で開催しました。星雲・星団写真を始めるにあたって最初の一歩を踏み出すための基礎知識や実践の流れを紹介しました。

【2018年7月27日 アストロアーツ

東京・中野のケンコー・トキナー本社ビルで「デジタル一眼 星雲・星団撮影入門」講座を2時間にわたり開催しました。好評のため3回目の追加開催ですが、厳しい暑さの中、23名の方々にご参加いただきました。

今回も天体撮影ソフト「ステラショット」天体画像処理ソフト「ステライメージ」の開発者であるアストロアーツ上山治貴が講師を務め、前半は星雲・星団写真の概要やポイント、必要な機材などについて説明。ケンコー・トキナーのNEWスカイエクスプローラー SEII 赤道儀など機材一式の組み立てや、ステラショットから赤道儀とカメラをコントロールしての撮影の様子も実演しました。

後半は、撮影した画像を「ステライメージ8」で一括コンポジットし、美しく仕上げるポイントを紹介しました。

途中の休憩時間や講座の最後には参加者の皆さんからの質問を受け付け、天体撮影そのものや、「ステラショット」「ステライメージ」をお使いいただくうえでの疑問や困っている点などについてお答えしました。

講習会の様子 撮影初心者の方々を中心に、多くの皆さんにご参加いただきました(撮影:アストロアーツ/会場協力:ケンコー・トキナー。以下同)

受講者アンケートを見ると、天体観察の経験はあるが撮影は初めてという方が多く、3年以下の撮影初心者の方からも「満足」(5段階評価で平均4.3)「ほぼちょうどよい難易度」(「易しすぎる」から「難しすぎる」までの5段階で平均2.6)との評価をいただいたほか、「自己流でやっていた画像処理の方法が確認できた」「都心でも(天体撮影を)楽しめることがわかった」といった感想をお寄せいただきました。

今後希望する講座内容としては、詳しい画像処理や、「ステラショット」を使った撮影実習などのご要望をいただいています。ご意見をふまえて開催を検討してまいります。アストロアーツが主催する天文講習会の詳細情報については、アストロアーツのウェブサイトメールマガジン「星空アナウンス」で随時お知らせしますのでぜひご注目ください。

休憩時間の様子 休憩時間には組み立て実演した望遠鏡の周りに参加者の皆さんが集まり、講師に直接質問する場面も

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