AstroArts Topics

宇宙再電離

宇宙再電離の現場を初めて直接観測

2023/06/15
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、約129億年前の宇宙で若い星形成銀河が周囲の銀河間ガスを電離している様子を観測した。銀河が宇宙再電離を引き起こしている現場が初めてとらえられた。

130億年前の銀河に水分子を発見

2021/11/12
約130億年前の宇宙に存在する銀河SPT0311-58から、一酸化炭素分子と水分子が放つ電波が検出された。宇宙で最初の星や銀河が誕生していた時期における、活発な星形成の証拠だ。

インド初の天文衛星が銀河からの紫外線を検出

2020/08/31
インド初の天文衛星「AstroSat」によって、90億光年の距離にある銀河から高エネルギーの紫外線が検出された。宇宙最初の天体の性質を知ることにもつながる成果だ。

CR7だけではなかった、初期宇宙に非常に明るい複数の銀河

2016/06/29
初期の宇宙に存在した、非常に明るい銀河が複数見つかった。宇宙再電離と呼ばれる現象や初期銀河の研究を進めるうえで重要な発見となる。

131億年前の宇宙に存在する銀河に酸素を検出、史上最古

2016/06/17
アルマ望遠鏡の観測で、131億年前の宇宙に存在する銀河に、電離した酸素ガスが初めて検出された。いまだ謎である宇宙再電離を探る重要な手がかりになると期待されている。

最遠方銀河の記録更新、赤方偏移8.68

2015/09/08
ハッブル宇宙望遠鏡や赤外線天文衛星スピッツァーなどによる観測で、132億年前の初期宇宙に存在するとみられる、これまでで最も遠い銀河が発見された。

アルマ望遠鏡、ビッグバンから8億年後の初期宇宙で銀河形成を目撃

2015/08/03
アルマ望遠鏡が、これまでに観測された「普通の銀河」のうち最も遠い銀河に、星の材料となるガスの塊を検出した。宇宙初期の普通の銀河が「ただのかすかな点」以上のものとして観測された、初めての例だ。

宇宙は誕生5.5億年後に再電離 従来の説より1億年遅く

2015/02/09
欧州の天文衛星「プランク」の観測により、宇宙の再電離が起こったのは宇宙誕生から5.5億年後であることがわかった。これまで考えられていたよりも1億年遅い時期となる。

水素の霧が晴れた?131億年前に突然現われた銀河たち

2014/11/20
初期宇宙において、観測される銀河からの光が急激に増えていることが、すばる望遠鏡の観測からわかった。中性水素の“霧”が晴れる現象「宇宙再電離」が関わっている可能性が高く、初期宇宙の出来事を探る大きな手がかりとなりそうだ。

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