AstroArts Topics
太陽系外縁天体
極寒でのみ存在する赤色が解き明かす外太陽系氷天体の謎
2020/03/23
外太陽系のような極低温環境を模した実験により、氷天体に見られる赤色に似た様子が再現された。温度が上昇すると色が薄くなって消える現象も見られ、氷天体の色分布の謎を解明する手がかりになると期待される。
準惑星候補クワーオワーによる恒星食の動画観測に成功
2019/12/03
東大木曽観測所の「トモエゴゼン」によって準惑星候補天体「クワーオアー」による恒星食が観測され、クワーオワーに大気が存在する可能性が低いことが明らかになった。
太陽系外縁天体の衛星は巨大天体衝突で形成された可能性
2019/07/02
冥王星など太陽系外縁天体の大きな衛星は、巨大天体衝突によって太陽系初期に形成された可能性が高いことが、数値シミュレーションによる研究で示された。
小型望遠鏡で発見、約50億km彼方にある直径3km弱の小天体
2019/01/30
口径28cmの小型望遠鏡を用いた観測により、地球から約50億km彼方のエッジワース・カイパーベルトに半径1.3kmほどの小天体が見つかった。同領域内にこれほど小さい天体が発見されたのは初めてのことだ。
風変わりな太陽系外縁天体の軌道を第9惑星なしで説明
2019/01/28
一部の太陽系外縁天体に見られる変わった軌道を説明するのに、第9惑星の存在を仮定する必要はないのかもしれない。ポイントは、カイパーベルトの質量が従来の想定よりもずっと大きいと考えることだという。
太陽系の観測史上最も遠方で発見された小天体「ファーアウト」
2018/12/25
すばる望遠鏡による観測で、太陽から180億kmもの彼方に新天体「2018 VG18」が発見された。これまで最も遠方で発見された太陽系天体であり、はるか彼方の未知の惑星の存在を裏付けるカギとなるかもしれない。
すばる望遠鏡、新たな太陽系外縁天体を発見
2018/10/05
すばる望遠鏡による観測から、太陽に最接近しても海王星より2倍以上遠いところにある新天体「2015 TG387」が発見された。コンピュータシミュレーションで天体の軌道を調べたところ、未発見の質量の大きな天体の影響を受けている可能性が示された。
ウルティマ・トゥーレに向けて目覚めたニューホライズンズ
2018/06/07
昨年12月から冬眠モードに入っていた探査機「ニューホライズンズ」が再び目覚めた。2019年1月1日に予定している次の探査目標「ウルティマ・トゥーレ」の接近観測に向けた準備がまもなく始まる。
ニューホライズンズの次の目標天体は「世界の果て」
2018/03/16
NASAの探査機「ニューホライズンズ」の次の目標天体「2014 MU69」の愛称として、「世界の果て」を意味する「Ultima Thule」が選ばれた。
アルマがとらえた太陽系外縁天体2014 UZ224
2017/04/20
太陽から140億km彼方に位置する太陽系外縁天体「2014 UZ224」がアルマ望遠鏡で観測され、大きさが見積もられた。準惑星に分類される可能性があるという。
海王星以遠を惑星と逆方向に公転する氷の塊「Niku」
2016/08/19
近年、新たに発見された複数の太陽系外縁天体によって、惑星の成り立ちや太陽系の歴史の再考が迫られている。惑星とは逆方向に公転している小天体「Niku」も、そうした天体の一つだ。
シミュレーションで推測、太陽系第9惑星存在の可能性
2016/01/21
海王星の20倍以上遠くに「第9惑星」が存在する可能性がシミュレーションで示された。セドナなどすでに知られている太陽系外縁天体の軌道の特徴を説明する研究成果だ。