すばる望遠鏡のHSC開発チーム、文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞

このエントリーをはてなブックマークに追加
すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム)」開発チームが、平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰の科学技術賞 (開発部門) を受賞した。

【2015年4月30日 国立天文台すばる望遠鏡

ハイパー・シュプリーム・カム(HSC)は、2012年に搭載されたすばる望遠鏡用デジタルカメラだ。第1レンズの直径は約82cm、レンズ筒の長さは165cm、重さは3tある。画素数は約8億7000万で、超広視野、超高解像度を誇り、満月9個分の広さの視野を一度に撮影できる世界最高の性能を持つ。HSCの開発・搭載によって、すばる望遠鏡の視野は従来の約7倍に広がった。

今回の受賞対象となった業績は「超広視野を実現したHSCの開発」である。表彰式は2015年4月15日に東京都内で行われ、チームリーダーの宮崎聡(みやざきさとし)准教授、小宮山裕(こみやまゆたか)助教、川野元聡(かわのもとさとし)専門研究職員の3名が出席した。

宮崎さん、小宮山さん、川野元さん
宮崎さん(中央)、小宮山さん(右)、川野元さん(左)(提供:HSC Project/国立天文台)

「HSCプロジェクトは、途中いくつもの難題がありましたが、チームワークで乗り切ってきました。今回の表彰は、HSCの構想・開発・製作・試験観測を進めてきた、プロジェクト全員に対するものだと思います」(宮崎さん)

HSC開発チームのメンバー
HSC 実物大3Dポスターの前に集合したHSC開発チームのメンバー(提供:HSC Project/国立天文台)

HSCのイラスト
HSCのイラスト。クリックで拡大(提供:国立天文台)