【レポート】天文講習会「天体写真画像処理講座 2019前期」の3、4回目を開催

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2019年7月20日(土)と21日(日)、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで「天体写真画像処理講座 2019前期(全4回)」の3回目と4回目の講座を開催しました。後期の講座は10月、11月に開催します。

【2019年7月29日 アストロアーツ

「天体写真画像処理講座 2019前期(全4回)」は、2019年4月の前半2回に続き、7月20日と21日に後半の第3回と第4回を開催しました。前半と同じく土曜の午後と日曜の午前に開催し、東京近郊以外の方にも受講しやすい日程としています。

20日(土)の第3回では、まず前半の講座のおさらいとして、レベル補正、オートストレッチ、トーンカーブを使った階調の調整について復習しました。続いて、アンシャープマスクの理屈を説明し、ステライメージの「マルチバンドシャープ」機能を解説しました。実際にマルチバンドシャープのダイアログを開いて、処理のポイントを確認しながら、数値によって元画像がどのように変わっていくかを確認し、さらに“しきい値”の使いこなしも説明しました。その後に「選択マスク」や「疑似LRGB合成」機能の説明へと移り、ステライメージとPhotoshopの連携の仕方や「CameraRaw」の使い方にも触れました。

翌21日(日)の第4回は、まず周辺減光とフラット処理を説明した後、ステライメージによる周辺減光・カブリ補正を実践しました。フラット処理の流れについてフロー図にまとめて説明したほか、フラット補正に特化した便利なソフトとして「FlatAidePro」の紹介もありました。次にPhotoshop のレイヤーと調整レイヤーの使い方、ローカルコントラスト処理、ノイズ低減処理、疑似LRGB合成などの解説では、機能が多すぎてどう使っていいのかわかりにくいPhotoshopについて、ずばり天体写真の処理で使う機能だけをピックアップして使い方のコツを紹介しました。

第3回も第4回も内容は盛りだくさんで、両方の回とも約15分ほど時間をオーバーしましたが、講座で配布した教材は、各画像処理のポイントがまとめられており、受講者が自宅に持ち帰って復習ができるように作られています。

講座のアンケート結果では受講者の9割以上が講座の内容に「満足」「やや満足」という評価で、

  • 今まで知らなかったことがよくわかった
  • 画像処理の理屈を学べてよかった
  • 理屈から教えてもらったので処理の実践が理解しやすかった
  • 昨年の講座も参加したが、教材もわかりやすくなっていてよかった

という感想がありました。一方で講座時間は「短い」という回答が目立ちました。



「天体写真画像処理講座 2019前期(全4回)」は終了しましたが、好評につき早くも今秋のリピート開催が決定しました。

「天体写真画像処理講座 2019年後期(全4回)」

■ 講師:
  • 古庄 歩(天文ライター、天体写真コンサルタント)
■ 日時:
  • 第1回 2019年10月12日(土)13時30分〜15時30分
  • 第2回 2019年10月13日(日)10時30分〜12時30分
  • 第3回 2019年11月16日(土)13時30分〜15時30分
  • 第4回 2019年11月17日(日)10時30分〜12時30分
  • ※各講座は独立した内容で構成されていますが、本格的に天体画像処理を学びたいという方は、全講座を受講されることをお勧めします。
■ 場所:
池袋コミュニティ・カレッジ(東京都豊島区 西武池袋本店別館8階)
■ 受講料:
  • 池袋コミュニティ・カレッジ会員の方 各回:6,666円/全4回特別価格:24,464円
  • 一般の方 各回:7,216円/全4回特別価格:26,664円

池袋コミュニティ・カレッジでの受講申込み開始は8月25日ごろを予定しています。

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