いて座に今年3個目の新星、中村さんが独立発見

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いて座に今年3個目となる、約10等級の新星が出現した。三重県の中村祐二さんが独立に発見している。

【2023年7月18日 高橋進さん】

オーストラリアのA. Pearceさんが7月15.459日(世界時、以下同。日本時では15日20時8分ごろ)に撮影したいて座の領域に、10.3等の新天体を発見しました。また、三重県亀山市の中村祐二さんからも、同天体を15.539日(日本時15日21時56分ごろ)に10.24等(V等級)で独立発見したことが報告されました。新天体の位置は下記のとおりです。

赤経  17h52m49.31s
赤緯 -20°24′15.4″(2000年分点)

いて座の新星の位置
いて座の新星の位置。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成)

確認画像
確認画像(撮影:清田誠一郎さん

この新天体は15.95日(日本時16日7時48分)にチリ・2SPOT(Southern Spectroscopic Observatory Team)観測所での分光観測により、新星であることが確認され、V6598 Sgr(いて座V6598)の符号が付けられました。今年いて座に出現した3個目の新星になります。

新星は15.591日(日本時15日23時11分)に10.3等の極大を迎えた後は急速に減光しており、17.469日(日本時17日20時15分)には13.0等にまで暗くなっています。

新星の光度
新星の光度曲線(7月18日までに報告のあったデータによる)