板垣さん、今年11個目の超新星発見

このエントリーをはてなブックマークに追加
山形県の板垣公一さんが11月30日、おとめ座の銀河に超新星2020abgqを発見した。板垣さんの超新星発見は今年11個目、通算158個目。

【2020年12月2日 Transient Name Server

山形県の板垣公一さんが11月30日20時29分ごろ(世界時。日本時では12月1日5時29分ごろ)、おとめ座の銀河NGC 4454に16.3等の新天体を発見した。天体の位置は以下のとおり。

赤経  12h28m50.263s
赤緯 -01°56′38.67″(2000年分点)

おとめ座の新天体
おとめ座の新天体の発見画像(撮影:板垣さん)

NGC 4454周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
NGC 4454周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について

2020abgqの符号が付けられた後、京都大学岡山天文台のせいめい望遠鏡で行われた分光観測によりIa型超新星らしいことが確認された。

板垣さんの超新星発見は10月5日以来で、今年11個目、通算158個目(独立発見を含む)となった。

〈参照〉

〈関連リンク〉

関連記事