むりかぶし望遠鏡でとらえたフィンレー彗星の再バースト

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1月16日にバーストを起こして7等の明るさにまで増光したフィンレー彗星(15P)を、石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡がとらえた。

【2015年1月22日 石垣島天文台

1月16日のフィンレー彗星
再バーストを起こした1月16日のフィンレー彗星。石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡で撮影された(提供:石垣島天文台)

昨年12月27日に太陽に最も近づいた(近日点を通過した)フィンレー彗星(15P)が今年1月16日に2度目のバーストを起こし、予想を超える7等の明るさにまで増光している。この16日に石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡でとらえたフィンレー彗星の姿が公開された。

フィンレー彗星は近日点を通過する前の12月19日にもアウトバーストを起こして8.8等まで明るくなり、その後は予想された10等台にまで暗くなっていた。大きなバーストが続いたため今後は 分裂核の破片が見られる可能性もあり、同天文台では引き続き観測を続けている。

バースト前と後のフィンレー彗星
バースト前(左)と後(右)のフィンレー彗星。クリックで拡大(撮影:埼玉県上尾市にて門田健一)

フィンレー彗星は現在うお座に位置しており、夕方から宵のころ西の空に見える。話題となっているラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)ほど見やすいわけではないが、意欲のある方は観察や撮影に挑戦してみよう。2月10日前後には天王星と接近する。

1月下旬から3月上旬までのフィンレー彗星の位置
1月下旬から3月上旬までのフィンレー彗星の位置。日付の横の数字は予想等級。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」でシミュレーション)

ステラナビゲータの「天体グラフ」ダイアログ
ステラナビゲータの「天体グラフ」機能で増光のようすをグラフ表示。水色の線が等級を表している