木星探査機「ジュノー」が間近からとらえた大赤斑

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木星探査機「ジュノー」が10日に撮影した大赤斑のデータを、一般の人々が処理した画像が次々に公開されている。

【2017年7月14日 NASA

日本時間7月10日22時55分、探査機「ジュノー」は6周目となる木星周回飛行の軌道上で木星に最も近づく「近木点」に達し、雲頂から3500kmを通過した。その11分33秒後、さらに約4万kmの距離を飛行したジュノーは、木星の渦巻き模様「大赤斑」の真上9000kmを通過した。

ジュノーに搭載されたカメラ「JunoCam」が大赤斑を撮影したRAWデータは12日のうちに専用のウェブサイトに置かれ、早速そのデータを市民科学者たちが加工・処理して作られた大赤斑の画像が次々に掲載されている。JunoCamのデータは研究者だけでなく一般に公開されており、人々が自由にデータを処理して美しく独創的な画像を作り出すことができるようになっている。

大赤斑
Gerald Eichstädtさんによる大赤斑(提供:NASA / SwRI / MSSS / Gerald Eichstädt / Seán Doran)

木星最大の特徴である大赤斑は、おそらく350年以上にもわたって木星に存在している巨大な嵐だ。最近になって縮小しつつあるようだが、依然としてその幅は約1万6000kmもあり、地球の直径よりも大きい。大赤斑の観測は1830年から続けられてきたが、今回ほど接近した観測が行われたのは初めてのことである。

「世界中の人々が大赤斑に驚嘆してきました。ついに私たちは、間近に見るその巨大な嵐が一体どんな姿をしているのかに迫ろうとしてます」(米・サウスウェスト研究所 Scott Boltonさん)。