ばら星雲の画像処理を「ステライメージ10」で体験

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「星ナビ」8月号の「Deepな天体写真 CMOSカメラのノイズ研究」で紹介した素材画像を提供します。「ステライメージ10」の新機能を使ってノイズを取り除いてみましょう。

【2025年7月17日 星ナビ編集部

近年の天体用CMOSカメラは高性能になりましたが、星雲や銀河は非常に淡いため、画像処理を進めていくと自然現象やセンサーの仕様により生じた微小なノイズが目立ってきます。そこで、星ナビ2025年6月号~8月号では、CMOSカメラのノイズとその原因を掘り下げて解説するシリーズ「Deepな天体写真『CMOSカメラのノイズ研究』」を掲載しました。執筆したのは、天体画像処理ソフト「ステライメージ10」の開発にも携わったアマチュア天文家あぷらなーとさんです。

■ Deepな天体写真「CMOSカメラのノイズ研究」:

星ナビ8月号CMOSカメラのノイズ研究
星ナビ8月号に掲載した「CMOSカメラのノイズ研究3 ステライメージ10でノイズを駆逐する」

8月号の第3回では、「ステライメージ10」の新機能を用いて、画像処理の前半部分で行うべきノイズ処理について、手順を追って詳しく案内しています。記事を参考にして読者のみなさんに画像処理の手順を体験していただけるよう、あぷらなーとさんに体験用のfits形式データを提供していただきました。以下からダウンロードできます(左クリック、またはで右クリックのメニューから「別名でリンク先を保存」でダウンロード開始)。

画像処理体験元素材:ばら星雲のfitsデータ(zip形式で圧縮)
(2712×1538ピクセル×256コマ(ダーク画像128コマ、ライト画像128コマ)/提供:あぷらなーと)

画像処理体験用データの処理例
左がコンポジット前の1コマ、右が128コマのコンポジット後。盛大に生じた光子ショットノイズによりザラザラだったばら星雲の画像が、コンポジットにより滑らかになったことがわかる。画像クリックで表示拡大

「ステライメージ10」は天体写真のための画像処理ソフトで、新たなノイズ除去手法や、階調・カラーの情報を最大限に引き出す強力な新機能を搭載しています。さらに、新設計のユーザーインターフェースと画像処理のヒストリー機能により、直感的で再現性の高い画像処理を実現しました。パッケージ版かダウンロード版で購入できるだけでなく、ダウンロードから30日間は全ての機能を使用できる無料の試用版もあります。この機会に、「ステライメージ10」を使ったノイズ除去処理をぜひお試しください。

「祝 ステライメージ10 発売記念 スペシャルトーク」。あぷらなーとさんと、アストロアーツ ソフトウェア事業部の上山によるトークを聞くことができます

星ナビ2025年8月号

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