【レポート】12月1日「ステラショットで星雲・星団撮影 実践編」講座
【2018年12月12日 アストロアーツ】
12月1日(土)、東京・中野のケンコー・トキナー本社ビルで「ステラショットで星雲・星団撮影 実践編」講座を2時間半にわたり開催しました。満員御礼となる36名もの方々にご参加いただき、アストロアーツのソフト開発者・上山が、動画をまじえたスライドを使って解説しました。
今回は、今年3回実施した「デジタル一眼 星雲・星団撮影入門」に比べると、さらに実践に沿った内容となりました。前半は、機材の運搬やピントの合わせ方などのヒントや、天体撮影ソフト「ステラショット」を使っての天体導入と撮影の設定、天体画像処理ソフト「ステライメージ」での仕上げまで、天体写真に必要な手順の実際を説明しました。
休憩後の後半は、周辺減光やゴミの写り込みを除去する「フラット補正」や、暗い空での長時間露出撮影で星が流れるのを防ぐ「オートガイド撮影」についてじっくり解説。最後には参加者の皆さんからの質問を受け付け、天体撮影や、「ステラショット」を使ううえでの疑問や注意点などについてお答えしました。
「ステラショット」「ステライメージ」ご愛用者やご検討中の方々を中心に、多くの皆さんにご参加いただきました(撮影:アストロアーツ/会場協力:ケンコー・トキナー)
受講者のおよそ3分の2が天体撮影歴5年以下。多くが「ステラショット」「ステライメージ」のご愛用者で、アンケートでは、5段階評価で平均4.1、難易度については平均3.1(3=ちょうどよい)とのご好評をいただきました。従来の2時間から2時間半に延長した講座時間については、「やや長い」「長すぎる」との感想はゼロ。もっとじっくり、深く知りたいという意欲がうかがえました。
アンケートではその他、「明るい空での撮影方法の解説が興味深かった」「さらにディープなステラショットの解説が聞きたい」「実際の空での実習をしてほしい」など、様々なご意見ご要望をいただきました。アストロアーツが主催する天文講習会の詳細情報については、アストロアーツのウェブサイトやメールマガジン「星空アナウンス」で随時お知らせしますので、ぜひご注目ください。
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