板垣さん、おおぐま座の銀河に超新星発見、117個目

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山形県の板垣公一さんが3月21日、おおぐま座の銀河に超新星2016bkvを発見した。板垣さんの超新星発見は今年3個目、通算117個目。

【2016年3月24日 Transient Name ServerATel

山形県の板垣公一さんが3月21日16時53分ごろ(世界時。日本時では22日1時53分ごろ)、おおぐま座方向の銀河NGC 3184に超新星候補天体を17.2等で発見した。天体の位置は以下のとおり。

赤経  10h18m19.31s
赤緯 +41°25′39.30″ (2000年分点)

おおぐま座の超新星
おおぐま座の超新星の確認観測画像(撮影:清田誠一郎さん、一部を切り出し)

ハワイで行われた分光観測からII型超新星とみられており、2016bkvの符号が付けられた。

NGC 3184周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
NGC 3184周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について

板垣さんによる超新星発見は今年3個目、通算発見数は117個(独立発見を含む)となった。

母銀河のNGC 3184には過去に4個の超新星が発見されており、うち1999年12月の超新星1999giは串田麗樹さんが発見したものだ。また2010年6月には板垣さんが新天体を発見し、超新星符号(2010dn)が付けられたが、のちに高光度青色変光星(LBV)が増光したものらしいと判明している。

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